2008年12月27日土曜日

65.ちょっと進捗


少々進んだけどデザインはいまいち。気をよくしてずんずん進むというわけでもない。最上面もきれいなツライチになっていない。
こんなしょうもないモノを苦労して延々作り続けなければならないのは、全くウンザリする。

64.著作権は大丈夫か


NG協会の会長が本を出すらしい。御自分の作品の写真はともかく、投稿者の撮影した写真などは、投稿者に著作権があり、権利者に無断で転載はできないのだが、いちいち許可を得たのかな。会員のメールアドレスなどはわかっているので、Eメールを送ることはできる。そうして許可を得ずに、自分だけ印税をもらうようなことがあればちょっと問題だ。WEB上のある掲示板の内容を本にしたところ、投稿者から、文句が出た事件があるらしい。掲示板上の発言は、発言者に著作権があるということになっている。(ネット掲示板書き込みにも著作権!)!)東京地裁が初判断 http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20020416/1/ )それはまあ、そうだろうね。
サイトの管理者に著作権がうつるのなら、そのことをサイトのホームページにちゃんと書いておかないといけない。それも常識の範囲内でないといけない。ある文芸雑誌の小説新人賞にAさんが応募したとする。その場合、その作品の著作権は(新人賞に当選しょうがすまいが)Aさんにある。もし当選後、その雑誌に掲載することが、応募の条件になっていたとしても、単行本、映画化などの権利は、作者にあるわけで、著作権を作者から全く奪ってしまうことはできないだろう。
写真をもとにイラストを書くくらいならいいかもしれない。いちおう写真の主に個別に断ったほうが紳士的だが。イラストと写真では、そこに実物が存在するという、「存在感」にだいぶ差がある。だから個人的見解だが、イラストくらいならいいと思う。また自分の作品の写真とか、自分で撮影した、会の写真などはもちろん問題ない。
投稿写真のサイトをみると、「著作権をサイトの管理者と共有するという条件に同意した人のみ投稿してください」と明記してあるのが多い(著作権を非独占的にWEBサイトが取得する)。一方、投稿したらフリーの画像となる投稿サイトもある。このような断り書きの無い場合は、写真の主にいちいち許可をもらうべきだろう。

2008年12月14日日曜日

63.組立ては楽しい


部品を全部切り出さないうちからボツボツ組立てを始めている。(8割は切れていて、カンナがけ、ペーパー仕上げが終わっている。)組立ての過程は次第にかたちが出来上がっていくので楽しい。まだ切り出せていない部品も組立てに必要なものから、順次切り出している。そうすると切り出しが苦にならない。
各部品は少し大きめに仕上げてあるので、張り合わせる前に合わせてみて、ぎりぎりまで削る。鉛筆の線が読めるくらいまで削るので、わずかに大き目になる。張り合わせて、大きさの大きいほうを削って端を揃えたり、できた段差をペーパーでツラ一にしたりして仕上げていく。この仕上げの過程がいちばん楽しい。
(張り合わせのときに二つの部品の片方の端はぴったりツライチになるようにはりあわせなければならない。しかしその反対側の端は、ぴったり合うようにあらかじめ切っておかなくてもいい。貼り付けてから、カンナやペーパーでツライチにしたほうが簡単だ。)
前作「Gシャーク」はでかいベニヤの一枚板の部品を切り出し、その上に他の部品を乗せるようにして貼り付けていったので、最初の大きな部品を正確につくれば、全体の狂いはまず起こらなかったし、位置関係の理解がしやすかった。
今回はやたらと複雑で全部部品がそろっているかどうかも心許ない。組みあがった状態で上下左右の狂いが出ないよう、気を付けなければ。

2008年11月30日日曜日

62.切り出し遅々として進まず


「がんばるぞ」と言ったんだけれど、さっぱり進みません。これは勤労感謝の日を含む連休に糸鋸を使った成果。
切り口が随分汚いんだけど、遠目で見ると目立たない。
やっぱり機械力がないと、一気呵成にとはいかない。工作の作業の中で、木取りがいちばん退屈だと思っていたが、(事実、なかなか取りかかれなかった)のこぎり、カンナの作業も、力が要るので大変であることを思い出した。
仕事のことを忘れて熱中できるのは連休のときくらいか。木取りを開始したのも文化の日の連休だしね。本日は画像をアップロードしただけで、作業は、お休み。

2008年11月8日土曜日

61木取り終了

木取りがやっと終了、土曜日半日かかった。数えてみたら、48部品あった。木取りしながら設計を変えていったので、1週間前の変更をわすれていたりした。全体に複雑すぎ、板を5枚重ねて張るようなところ、左右不対照なところも多く、設計図をみただけではわからない。わかりやすくするために、工作精度が出やすい張り合わせを敢えて捨て、直角に組み込むようにしたところもあった。これだけ変更したのははじめてだ。
 材料も1cm厚アガチス、5mm厚アガチス、6mm厚シナベニヤ、4mm厚シナベニヤ、1cm厚朴、それにヒノキ棒4種類、合計9種類と多岐にわたり、まことにすっきりしなかった。
設計の根本がまちがっていたのだ。なにが重要で、なにが瑣末事か、なにを1本通すか、それがわかっていなかったのだ。
おなじものをもう1挺つくるのならもっと簡単にできるだろうが、おなじものはもう2度と作らないだろう。
木取りすると切りたくなった。がんばるぞ。

2008年11月4日火曜日

60.野ブドウの美しさを見よ


部品の木取りなどどうでもよく、自然の美しさのみを愛でたい。

59.木取り開始


遠出して,野ブドウをみつけたので取ってきた。2時間ばかりの間にしおれてしまったが、いそいで木取りをして、記念撮影。
作業の季節(時期)を記録するために、野菜、果物、野草を一緒に撮影していたのだが、今回は、野ブドウの美しさにつられて作業を開始した次第。木取り自体はべつに開始日を記録する必要はないのですから、まったくの主客転倒です。




2008年9月7日日曜日

58.連発銃の分類16 未来への展望

この分類によって、まだ存在していない形式の連発銃を空想することができる。たとえば・・・おっと、しかし検索ソフトの発達によって、すでにこのブログは見られているかもしれない。だからヒントだけにしとこう。それは、もうたった1種類しかない。ワタクシの分類ではね。多少実現の仕方にバリエーションはあるにせよ・・・・。バリエーションとはKKK商会に習うか、Hポイント氏のオッド・クラフトを手本にするかということです。
地球の未来にも限りがある。ゴム鉄砲の未来にも。
(この記事に自分でコメントしている。)

57.連発銃の分類15 まとめ2


「隣接するRBGユニットとは、連続して発射される二つの弾丸のこめられたRBGユニットのことである」と定義すると、以前の分類は多少変えたほうがいいかもしれない。
1.1次元配列
 前後方向配列
 上下方向配列
 左右方向配列
ここまではよい。
問題は2次元配列だが、昔から米国で市販されているガトリング(巻き上げ式を12本束ねて144連発としたもの)は、円筒の表面上に後端点が分布するものと等価である。だからこれを円筒表面配列とする。糸を使うミニガトリングは水平面重層配列とする。水平配列の連発銃をシート状にして、巻物のようにまいたものだからである。ワタシの作ろうとしている物は、(ホントに作ろうとしているのか?)、円筒表面配列に含まれるのかも。ワルサ社長の擬似ガトリングがホントの後面配列になるのかも。(ガトリングとは複数の銃身を持つマシンガンでその個々の銃身から交替に弾が出る。ところが社長のケッサクでは一本のフルオート連発銃が空になると次に行くというように弾が消費されるので、外見は似ていてもガトリングといわないほうがよい。そういう意味で擬似といいました。)
2.2次元配列
 円筒表面配列
 水平面重層配列
 後面上配列
後面の定義があいまいだ。立体配列については変更なし。

56.連発銃の分類14 一休み



前後方向配列固有の性質とは?前後方向配列であればどうしても逃れられない、持って生まれた業のような、宿命のような原罪のやうな性質とは?RBGユニットの銃身長(gum stretch)が異なることか?それはフロントフックを前へずらせば、そうならないのでは?わからん。宿題にしょう。夏休みのしゅくだいっ。なに夏休みはおわった?そうか、さびしいな。まだ、気分は夏休み、なんだけど。

自分のコメントを読んでいると、いいことをかいてある。以下コピーする。
・・・「前後方向配列」またの名「伸縮方向配列」には、或る特徴がある。それは前後の輪ゴムが重なるということである。おっとそれは上下方向配列でもそうですね。したがって、」これらを「前後重層配列」上下重層配列」といってもよい。 ・・・そうだ。前後方向配列では輪ゴムが重なる。隣接RBGユニット同士の輪ゴムが重なる。上下方向配列では完全には重ならない。この点、以前のコメントはマチガイ。したがって輪ゴムが重なることが前後方向配列の固有の性質である。




ではHポイント氏の「どっとでる」では輪ゴムが重なるから、前後方向配列の連発銃の一種であるか。それはそうでない。なぜなら「どっとでる」では、次の弾丸は横に用意されているから。これは左右方向配列の年を経た化け物である。ものすごく複雑で、「これは何か」と思うが、その正体は、しんど氏のわずか20発のマシンガン「黒筒」の親戚である。 Hポイント氏はP501レイヤーの子孫だと言っているが、すでに回転式の水平方向配列のマシンガンがあったのである。こっちの方が縁が深いと思う。(ま、それよりミニガトリングの方がずうっと近いがね)
次弾のRBGユニットとの関係を問題とするとの定義(考え方)はわれながら傑作だ。この定義を使うと、ワルサ社長のアイデア輸入品と、そのネタ元のさらにネタ元即ち米国市販品のミニガトリングとの違いがよくわかる。ワルサ作品では次弾は下方に用意されている。即ち上下配列の連発銃を束にしたものだ。それにたいし、ミニガトリングでは、次弾は横に用意されている。左右方向配列方式の連発銃の輪ゴム面を含む平面を、円筒のように端と端をつなげず、巻物みたいに巻いたものだ。ワタシの作ろうとしているのは巻物を散髪屋の看板みたいにらせんになるよう、ずらせて巻いたものです。

55.連発銃の分類13  各方式の性質


上下配列をよこに倒したものでは隣接するRBGユニットの右中点同士が近接するのに対し、左右方向配列では右中点と隣のRBGユニットの左中点が近接する。右左と交互になる。これが違いである。
これは定義ではなく、定義から導かれる性質である。
この性質を使えば、個々の連発銃の分類がより容易になるだろう。
{この際、隣接するRBGユニッツ(複数形)とは、あるRBGユニットと次弾のRGBユニットのこととする。他に近接するRBGユニットがあっても、問題とするのは、次に発射されるべき弾丸を込めたRBGユニットとの関係でなければならない。}
左右配列では輪ゴム面は単一の水平面である。前後配列(例えばKKK商会の巻上げ式、Hポイントのソーブレード/シャークフィン)でもそうである。それに対し、上下方向配列では輪ゴム面は装填数だけある。「輪ゴム面が複数ある」のは、上下方向配列の固有の性質であろう。
左右方向配列に固有の性質としては、「中点が右左と交互に近接する」ことだろう。それでは、前後方向配列の固有の性質とはなんであろうか。

54.連発銃の配列12 銃の姿勢と方式の独立2


同様に「左右配列」の連発銃を90度横に倒した形式の連発銃(図の左下)は後端点が上下に配列するが、RBGユニットの輪ゴム面が水平面になる「姿勢」で考えると、「左右配列」であることがわかる。
第47項ですこし混乱したことを書いたが、この図で黄色の板を円筒にした場合も、RBGユニットの輪ゴム面が水平面になるように、輪ゴムがZ軸の正の方向へ(即ち上方に)はずれる位置で考えると、「左右方向配列」と呼ぶのが妥当なことがはっきりする。
上下方向配列の銃を横に倒したものと、左右方向配列の銃は、異なるものであるし、左右配列方式の銃をタテにしたものと、上下方向配列の銃は区別できる。どこがちがうのだろうか。

53.連発銃の分類11 銃の姿勢は方式に影響せず


今、RBGユニットが垂直方向に5個配列された連発銃を左へ90度回転させたとする。図のごとく、ものさしに輪ゴムを5発かけたものをヨコに倒したような状態である。
もとの連発銃は後端点が上下方向に配列しているので「上下配列方式」である。これを横に倒した銃をこしらえても、その機構は本質的に同じものであるから、「上下配列方式」と呼ぶべきである。しかるにこの「横倒れ銃」は後端点が水平に配列しているのである。これは矛盾ではないか。
この疑問は「RBGユニットの輪ゴム面はつねに水平面である」という定義によって、氷解する。
即ち「横倒れ銃」に含まれるRBGユニットは、輪ゴム面が水平面であるような状態に戻して考えなければならない。「横倒れ銃」は90度右に回転させ、輪ゴム面が水平面となり、かつ輪ゴムがZ軸の正の方向、即ち上方へはずれるような位置に「姿勢をもどして」あるいは「体位変換」して考えなければならない。今、「横倒れ銃」を90度右回転させると元の銃となり、これは後端点が上下に配列しており、めでたく「上下配列方式」と分類される。

2008年9月6日土曜日

52.連発銃の分類10 定義の確認


 昨夜のコメント(第50項にたいするコメント)で考えた成果をもとに改変。
 RBGユニットにおいて、輪ゴムを含む平面をRBG平面(または輪ゴム面)とする。
 この分類の最初に、輪ゴム銃は地球表面上の射手から同じく地球表面上の標的にむかって発射されることが多いので、水平方向を銃の前後方向とした。即ちX軸は水平面上にあるものとした。これにより「真上に向かってうつ場合は前後方向は上下方向となるのではないか。Z軸が前後方向になるのではないか。」という無用な議論を排除したのである。
今同様にRBG平面(輪ゴム面)は水平面であることとする。通常のゴム銃において、輪ゴムを含む平面は水平面であることが圧倒的に多いからである。
 すでにZ軸を重力のかかる方向と定義したのではなかったっけ?Z軸の定義により必然的にそうなるかもしれないが、重複になるかもしれないが、ここで確認する。即ちRBGユニットという、機構を考えるための単位であり、基礎モデルであるものにおいては、1.前後軸は水平面に含まれるものとし、2.RBG平面=輪ゴム面は水平面とする。
 さらに、3.輪ゴムはつねにZ軸の正の方向へ外れることとする。輪ゴムのはずれる方向はつねに重力の反対方向であると定義する。いま、ある特定の銃において輪ゴムが射手(後方)から見て左にはずれるように作られたとする(某サイトでは横がけとよんでいる)と、その場合その銃にふくまれるRBGユニットを考えるときには、銃を右方向へ90度回転して、輪ゴム面を水平面に、かつはずれる方向が上(z軸方向)になるようにして考える。
また、4.輪ゴムの後端と前端の中点のうち、後ろから見て(射手から見て)左側のものを左中点、右側のものを右中点と定義する。

2008年8月15日金曜日

51.ボルテックス構造の発表


なんのことはないダンジェンドラゴン氏はピンを回転方向とは逆に寝かせて、弾丸がはずれやすくすることを方式の名前つきで発表したぞ。
おおぜいでワアワアやっていると、段々あたらしい知恵がでてくるのでおそろしいことだ。
Hポイント氏がどう出るかが注目される。
あわてて記念写真をとったが、このブログの最初にその写真は公表してあったのだった。(第2項、2007年11月)もっともすでに「どっとでる」の発表のあとだからあまり新味はなかった。しかし「どっとでる」の発表ではこのこと(ピンをななめに植えていること)はなぜかはっきり書かれていない。いや、さっぱり書いていない。重要な事なのに。(「ぱくるど」氏のアイデアのパクリといわれかねなかったからか。「ぱくるど」氏の唯一のマシンガンの発表から間がなかったからね。「ぱくるど」氏は「どっとでる」の入賞を祝福したのに、Hポイント氏は、アイデア拝借についてひとことも礼を言わなかった。それどころか、以前からそのアイデアを持っていたように偽装してサイトの記事を書き、掲示板でも応対した。ゴーマンそのものだった。やれやれ。)
そもそもこのアイデアは2006年の暮から2007年のはじめにかけて、Hポイント氏のサイトの掲示板で話題となったのだった。そのときにピンを回転方向の反対側に倒さないと弾丸がはずれにくいことを知っていたのは「ぱくるど」氏と、かく言う小児「G」と、それから多分(もう引退していた)「しんど」氏が昔の作品で実現していただけだった。掲示板のやりとりは画像にして記録してあるので、おいおい発表しょう。
今回のダンジェンドラゴン氏はHポイント氏を見習ったのだろう。
ダンジェンドラゴン氏の作品で(1)回転銃身の後端と前端で直径がちがうこと、(2)輪ゴムをかける板の幅がひろいこと。これは米国市販品のマネである。(そのことは正直に言ったらいいのにね)米国市販品の方式に板を回転方向とは反対になびかせるアイデアをもりこんだのは、世界で初めてである。ま、この点は立派なものと言わねばならない。

2008年8月13日水曜日

50.連発銃の分類9:途中のまとめ


A.1次元配列
 1.前後方向配列
 2.上下方向配列
 3. 左右方向配列
B.2次元配列
 1.後面上配列
 2. 水平面上配列
C.3次元配列(立体配列)

今のところこうなる。立体配列は「どっとでる」と「disintegrator]それに[1800連発」である。ワタシの分類だと回転銃身でマルチバレルだと無条件に立体配列となる。
やれやれ疲れた・・・・。
(この記事に自分でコメントした)

49.連発銃の分類8 水平面上配列方式




米国市販品でもっと昔から売られている回転式の輪ゴム機関銃(いわゆるガトリング式)について考えよう。この市販品は2008年現在は下記のアドレスで確認できる。http://www.productdose.com/article.php?article_id=5480

これは銃の後端に歯車をつけ、歯車が前に転がるような動きをすると発射されるようになっている、いわゆる「ガンギ車方式」「エスケープメント方式」の連発銃を円筒表面に12本、束ねるように並べたものである。

歯車式は「前後方向配列」と同じに考えるから、前後方向配列を円筒の表面にはりつけたものとかんがえよう。

すると後端点は円筒表面上に配列され、「後面配列式」同様、1本の線上にはなく、平面上に配列された複雑な方式であることがわかる。この方式を「水平面上配列方式」とする。
xy平面を円筒状にまるめたものの上に後端点を配列したものと考えるわけである。
もっとも、xz平面を丸めたとも考えられるのであまり論理的でない命名である。「x軸を含む平面上に後端点が2次元的に配列されたもの」と定義すれば両方の考え方を包含する。
(2008年9月7日追記 この方式の命名はあまり論理的でないという記述は誤りで、水平面上配列と考えて全くさしつかえない。この点については後述する。改変の日を記録するため、同じ文章を自分でコメントする。)

48.連発銃の分類7 後面上配列


前項(47項)で述べた米国市販品(糸をつかったミニガトリングガン)の場合、後端点は回転銃身の後面上にある。すなわち1本の線上にないわけで、一段複雑な構造である。これを「後面上配列」とする。
第4番目の形式である。
(2008年9月7日に追記。ミニガトリングガンは「後面上配列」に属するものとせず、別の命名をした。「後面上配列」にはワルサ社長の一時、一世を風靡したへんてこガトリングが属する。)

47.連発銃の分類6 左右方向配列

当然、RBGユニットを水平に並べて連発させることも考えられる。
図で赤い糸を上方に引き上げると、銃の後ろから見て、右の方から順に発射される。糸の代わりに、レリーサーとしてフックを使い、フックに向けて、板を動かしてもよい。(ワタクシの分類では糸、フックなどのはずす形式、レリーサーの形式は問題にしない。また板を固定して、糸を動かそうが、フックを固定して板をフックに向けて動かそうが、区別せず同じ分類としやす。)
後端点の配列は左右方向となるので、この方式を「左右方向配列」と呼ぼう。
このRBGユニットを乗せた板(黄色)を円筒にすると、円筒を回転させて、決まった位置にRBGユニットがくると弾丸が発射されるようにすることができる。この場合、後端点は円周上に配列されるが、これも「左右方向配列」の1種と考える。
したがって、「しんど」氏のブラックシリンダーとサード下請け作業所のクリップを用いた初期のマシンガンは同じ形式である。
ところで大事なことは、アメリカで市販されている、このブログで(第41項)特許を紹介した糸を使った回転式マシンガンはこの分類にははいらない。これはRBGユニットの「上下方向配列」の連発銃を円筒上にはりつけたとも考えられるもので、一段段階の進んだ複雑なものである。
このマシンガンの方式について2008年9月7日自分でコメントすることにより、記述を変更した。

46.連発銃の分類5 上下方向配列 


この場合、後端点の配列は上下方向となるので、「上下方向配列」と名づける。
もうお気づきのこととおもいますが、ワタクシの分類法というのは、後端点の配列によるシンプルなものなのである。
この方式ではプラネットウェーブT35という傑作(T34だったっけ)が思い出されますなあ。米国特許もあるが、これは日本人の作者のオリジナルと思いたい。
Hポイント氏の「キザ」なんとかいうのは、プラネットウェーブのコピーなんである。本人はそんなコメントは一切していませんがね。

45.連発銃の分類4

次に2番目の形式だがRBGユニットを上下方向に積んで連発させることが考えられる。
ものさしに輪ゴムをたくさんかけて後部の輪ゴムを指で1発ずつはずすのはこの形式である。

44.連発銃の分類3 前後方向配列


この場合できあがった連発銃の後端点の配列(後端点とは連発銃をば構成するRBGunitの最後部の一点をいう。輪ゴムの後端といってもよい。)をみると、x軸方向の直線上にある。
これを「前後方向配列」と呼ぶ。後端点が前後方向にならんでいるような輪ゴム連発銃の形式を「前後方向配列」と呼ぶのである。
銃の後部に歯車をその軸がy軸方向になるように取り付け、歯車の歯をリアフックとし、歯車が前へ転がるように回転すると弾丸が発射される仕組みがあり、市販品ではこの方式が圧倒的に多い。
この歯車方式は「前後方向配列」の変形と考える。

43.連発銃の分類2


まずRBGunitを前後方向に並べて連発させることが考えられる。
米国特許でもこの形式のものが早くからあるように思う。
「ゴム鉄砲の連発銃はすべて複数のRBGunitの組み合わせよりなる。」

42.連発銃の分類1


RBG(RBはラバーバンド、Gはガンである)の分類をしよう。WEBでWikipediaの話題から、分類のことが話題となった。
ここではマシンガンもふくめて連発銃しか分類しない。単発銃の分類はだれでもできると思うのでね。それと輪ゴム単発銃の形式はいっぱいあって、ややこしく、おもしろくない。
(このブログの図などを真似して描かないようにね。受け売りするときは引用のルールを守りましょう。)
まずRBGunit(Rubber Band Gun unit ゴム鉄砲単位)というものを考える。(Rubber Band Gun itじゃない)ものさしに輪ゴムを引っ掛けたようなものだ。
輪ゴムの引っ張られる方向をx軸とする。図でoxがx軸である。x軸の方向を前後方向と呼ぶ。
弾丸は地球表面上の射手から、同じく地球表面上の標的に向かって発射される。したがって弾丸は水平面上を飛んでいくことが多い。
したがってRBGunitはx軸がつねに水平面に含まれるものとする。
ついで重力のはたらく方向をz軸とする。
そしてx軸ともy軸とも直角な方向をy軸としやす。
(どうしてz軸が先に定義されるかって?絵はy軸をさきに描いたが、説明は重力の方向を言うのがらくなので。マネっ子は重力方向をy軸とするだろうな。水平面上にあり、X軸と垂直に交わる直線をY軸と定義し、原点を通り、X軸にもY軸にも垂直な直線をZ軸と定義してもよい。)

2008年8月10日日曜日

41.糸を使ったマシンガンその2



これは1995年の米国の特許を得た、糸を使った回転式マシンガンである。1987年のとどこが違うんだといいたくなるが、こっちも特許として認められている。前方フックから弾丸がはずれにくく、逆発しないようになっているのと後方フックの幅が広く丸っこい形をしているくらいしか、違いを見出せない。以前に紹介した(第34回)アメリカで市販されているものは、こっちの形とほぼ同じである。

この後方フックの形状は、たぶん輪ゴムがはずれやすくするための工夫ではないかと思う。この改善点のために、特許として認められたのだろう。

アメリカの市販品の通販サイトのアドレスを下記に再掲する。

http://www.rubberbandguns.com/Featured_Product.cfm?Product_ID=268

この絵で後方フックをたばねた後方部分が前方部分より直径が大きいことに注意。この特徴をもつものは、米国市販品のパクリである可能性が高い。

ま、パクリであってもマネであっても、そのことを正直に言えばいいんだけどね。自分で考案したようなことをしゃあしゃあとホームページに書いて、はずかしくないのかネ。

40.糸を使ったマシンガン


設計の方は、脚が難しくて滞っている。情けない。
NG協会の掲示板で「すばらしい」という意見も聞かれる「糸をつかった回転式マシンガン」だが1987年のアメリカの特許にその図がすでに見られる。
しかしこの特許権の持主が考案者とも限らない。もっと前に、たとえば日本の模型雑誌にそのアイデアがすでに載っていてもおかしくない。
とにかくこのタイプのマシンガンは1987年以前からあるということだ。
仕事が忙しく、時間がとれず、自分の作品のほうはさっぱり進捗しないので、評論活動をしやす。
(この投稿に自分でコメントしました)

2008年7月27日日曜日

39.設計中

回転銃身筒以外の引き金、スイッチ、モーター、ギヤボックスの収納室、グリップ、銃床などを設計しています。じつはまだ設計していなかった!先端のニ脚がむずかしい。脚がないと装填がしにくい。全長83cmくらい。全重量(電池込みで)1.8ないし2kgくらいか。回転銃身だけで約750gある。重さだけは作ってみて測定するよりない。

38.バレル完成


きりがないので、回転銃身筒はいちおうこれにて完成、とします。
この記事に自分でコメントしました。
自分の記事に自分でコメントするのは、日付の証拠を残したいためです。、普通の記事は、一応の題と適当な記事を書いて、場所を確保しておけば、たとえば一年後にまくわうりとの記念写真を撮ってあとから埋め込んでも、形跡がのこらないのです。
デジタルコンテンツでは「はめ込み合成」をやっても、画面上はわからない。(ただそのデジタル写真には撮影日が記録されていますから、友達なら、パソコン上で画像ファイルのプロパティを見せてもらえば確認はできます。「まわりの人は知っている」わけです。また、後日、文章などを変更すれば、その日時などが記録されるBrogもあるかもしれません。)しかしコメントには日付が残って変更不可能ですので、証拠となると思います。

2008年7月25日金曜日

37.手直しがたいへん2


レジンのできのわるいのを使って、傷が目立っていたのをパテでごまかしたところ。まだ多少みにくいが・・・
ま、こんなもんでしょう。
27日この記事に自分でコメントしました。(日付を入れるためです。)

36.「1800連発」の後方フックの機能

「1800連発」の後方フックには、1フックに1本しか輪ゴムがかけられない。その点、1フックに何本もかけられる糸巻き方式のほうがすぐれていると言うこともできる。
(しかし糸はカッコ悪いからね。)
したがって後方フックは1800本あるわけである。これを植え込むのがたいへんである。これを根気によって乗り切ったのが「1800連発」であるが、もう少し手を抜くアイデアが必要と思う。
わたしの作品ではこのところを手がぬけるように工夫してある。(ヒミツ)
どこかのホームページに書いてあったが、工作で大事なことは、
1.アイデア
2.根気
3.道具
というが、根気はアイデアには負けるのである。そして電動工具などの道具は根気には負ける。アイデアをパクッタときだけ、道具は生きる。コンテストに間に合わせるようなときには、電動工具が活躍する。しかしコンテストに入賞するのは、工具のおかげではなく、パクッたアイデアのせいなのである。
「1800連発」の成功のカギは糸なしで多数の弾丸を連射できるメカニズムのアイデアと、それを実現した工作の根気と思う。

2008年7月21日月曜日

35.手直しがたいへん


レジンキャスト部品のできの悪いのを勿体ないのでそのまま使っていたら、サーフを吹いたら、出来損ないの部分がどえりゃあ目立つのでまいった。
パテでうめて修正するよりない。次回から、出来損ないは潔く捨てましょう。

34.新たなキツネ

WEBではダンジェンドラゴンなる新たなる鉄面皮なおっさんがあらわれ、糸の長さが短くてすむという自作のマシンガンをご披露している。これは銃身の後端の直径が前端の直径より大きいなどの特徴から、、アメリカのWEBに2006年に登場し、サード工房、Hポイント氏、半太など日本G協会(以後NG協会と略す)の連中がこぞってまねをした市販品のモロ真似と思われる

くだんの市販品については下記を
ごらんください。http://www.rubberbandguns.com/Featured_Product.cfm?Product_ID=268


この市販品「ミニガトリング」は簡単にコピーできるので、自作したものがe-Bayに出品されました。この画面は消去されているので、取り込んであった画像をご披露します。



ただしNG協会のかたがたの作品がこれらの真似であることを指摘するのはタブーとなっており、掲示板でうっかりそのような軽はずみな発言をばしようものなら、掲示板から永久追放を食らいますのでご用心ください。

KKK商会、ワルサ社長、老ボーイなど大阪掲示板の常連でヒモ付き機関銃に御執心な面々はもちろん、関東組の幹部であるHIDOSUGI鉄工所や、解説者AKERA漢などこの方式に執着のない者も、そのアイデアのでどころは百も承知で、「ボク思いついちゃった」ゲームをたのしんんでいるわけで、まことに息のあった連中と思います。


ダンジェンドラゴン氏はアメリカのこの製品のことが、1年以上掲示板に出ないので、だれもしらんと思って、自作を公開したのか、NG協会のひとたちが、いずれ劣らぬキツネ狸であることはじゅうじゅう知っていて、皮肉のつもりで、作品を出してからかっているのか、よくわかりません。だれしもダ氏の作品が米国市販品と類似していることを知っていて、だれひとりそのことを指摘できないのは見事なばかりです。

もしアメリカのサイトの市販品のことは誰も知らず、ダンジェンドラゴン氏の作品をオリジナルなものとして理解しているのなら、「なるほど糸が短くてすみますね」とか、「銃身が先細りなデザインがユニークでやんすね」とか意見が出そうなものだが、ちーとも出てこない。みんな先刻ご承知だからです。「こいつ、ネタ元を隠して、ずうずうしく出てきたな」と思っている。あるいは「こいつなんだ、おちょくりにきたのか」と思ってるのだろう。

こんな胡散臭いおっさんにたいして、全く冷静に発言できる人物こそ、もっとも「ムジナ度」の高い人物といえるわけでして、ワルサ社長、半太会長の役者ぶりには感嘆するよりありません。

ダンジェンドラゴン氏の正体は小児「G」でないことは確かです。なぜならダンジェンドラゴンの英語のつづりが書けないから。

2008年7月18日金曜日

33.「1800連発」は下駄ばき着流し

WEBの記事を読むと、「1800連発」は、ピアノ線を20本使っているそうだ。ピアノ線は60cmくらいの長さのものが売られているのではないか。ピンとして打ち込むのには20本もいらないので、らせんとして、塩ビ管のまわりに巻きつけてあるにちがいない。そんなに簡単にらせんができるとは思いもよらなかった。(こっちはちょっと外観にこだわりすぎるのかも。)しかしピアノ線をまきつけてラセンとした場合、そのガイドがはたらくのは、円筒の表面から1mmの高さまでであるから、レリーサーと回転銃身表面との距離は厳密に管理する必要がある。つねにレリーサーが銃身表面をこするようにしなければならない。チョット浮いたりするとまずい。こっちは深い溝を(堂々と)掘ってあるので、レリーサーが少しくらい浮いても平気である。アバウトでよろしい。下はエンジンとゴーヤの記念ビデオ。 う、う、美しさに泣ける・・・

2008年7月16日水曜日

32.発射速度について

試射のムービーを見ると、81発を発射するのに13秒かかっている。(スイッチをいれてから少し空走りさせたのち発射するように仕掛けたので、ムービーの最初からでなく、途中でギヤの音が甲高くなったときから発射が始まっている。ゴムをはねあげだすと、ギヤに負荷がかかって軋むのである。)この速度で「1800連発」の装填限界である回転銃身1本あたり900発を発射すると、
 (900/80)X13=146   
146秒(2分26秒)かかる。WEBの記事によると、「1800連発」は2分少々で全弾丸を打ち尽くすとのことなので、こっちの試射の速度より少し速いのだろう。もう少し速くしてもよい。(こっちは900発もはかけられないのだが。ヒッヒ)
 ビデオを見てわかるように、ワタシの銃の銃身の回転速度はあまり速くない。そのかわり1回転で52発出るようにしてある。「1800連発」は約50の螺旋が作ってあり、1回転18発くらいに設定してあるのではないか。18の三倍が54であるから、当方の回転速度は、向こうの3分の1でよいことになる。YouTubeで外国の作品をみると、回転銃身の回転速度を誇示するかに見えるビデオもあるが、回転速度と性能は関係がないと思う。たんに速く回転させないと速く打てない作品を作ったというだけである。性能でなく仕様である。
 銃身の回転を速くすると、事故で周りにあるものを巻き込んだときの 危険が大きいと思う。脱穀機みたいな構造ですからネ。
 装填のし易さからすると1回転あたりの装填数を少なくすると、装填にさいして、バレルの回転操作が多く必要で、とくに電動の場合は、スイッチ操作が多くなり、不便である。逆にあまり円周上のフックを多くすると、装填の際、隣のフックに引っ掛けそうになるので、そこそこにする必要がある。

31.銃身の前後部品を接着



バレルの前後を接着して、一体とする。もうやり直しがきかない。前方フックの最後列がゴムでうずまってしまい、かけられなくなるのでないか、と心配。
「1800連発」は前方フックを植える「丘」を後方ほど高くしているのが気になる。
できあがってしっかりしたものになると、それなりにうれしい。写真では収差のためよくわからないが、(往年の)サターンⅤ型ロケットを思わせる巨大な円筒であります。
前方フックに4個ごとに印をつけてある。こうすると、装填がしやすい。後方フックにも当然つけてあったのだが、マジックインキとラッカーの化学反応なのか、一晩で消えてしまった。

2008年7月14日月曜日

30.試運転のムービー

銃身の先端部分に弾丸を81発こめて発射実験。全部で81発しか輪ゴムがなかったので、全部使ったということである。装填してみてわかったことは、100発でも多すぎるということである。1800発こめるなど並大抵の努力ではない。キチガイ沙汰だ。輪ゴムマシンガンは装填の手間がかかるので、あまり沢山撃てる仕様にすると、全部こめるのがたいへんだ。病気になる。フル装填した写真を撮りたくなるはずだ。それだけの弾丸をまたいつ装填できるかわからないからである。

レリーサーのガイドレールがガタガタするのと輪ゴムがあらぬ方向へ飛ぶのが気になった。しかし、まずまず成功!

この記事について自分でコメントしました。コメントの日時や内容は編集/改変ができないので、コメントした日に、バレルがほぼ完成していた証拠になるでしょう。

29.銃身作り直し


やれやれバレルを作り直した。前半と後半のつなぎ目を以前の写真と比較すると、どこをなおしたかがわかる。「フックの前方には必ず溝が必要」ということがよくわかった。(フックの後方には必要ないのです。)
遠方からの写真ではほとんど変化ないように見える。

2008年7月13日日曜日

28.「1800連発」のピンが傾いている証拠


これは「1800連発」の2本の銃身の写真を並べなおしたものである。左側が奥の銃身で、右側が手前の銃身である。もしピンが傾いていないならば(正しく放射状であるならば)、2枚の写真はそっくりでなければならない。ところがよく見ると、2枚の写真はそっくりではなく、上下が対照になっている。2本の銃身の回転方向はたがいに反対なので、もしピンを回転方向の逆方向に傾けようとするならば、2本の銃身のピンは互いに反対方向に傾くことになる。2枚の写真からピンが傾いていることはほぼ確実である。
前方フックについて同じ作業をすれば、(作業するまでもなく)「1800連発」の前方フックは回転方向の逆方向に傾けてはいないことがわかる。(別の理由で傾けてある。それは前方フックを2列に植えるためか)前方フックはどっちに傾けようと性能に関係ないからである。
この写真の元の画像は製作者に著作権があるが、機構の解析という批評を加えるためにワタクシが引用するのは自由である。

27.1800連発のヒミツ




どうも写真をよく見ると、後方フックの直前にこれらに接して、針金ないし、鉄板がガイドとして円筒周囲をとりまいているようだ。レリーサーはこのガイドの前面を摺動していくのである。このマシンガンの発射機構のミソは、この螺旋形のガイドと針の螺旋状の配列にあるのだ。ま、協会の幹部連中かららせん構造の指摘がないうちはこのマシンガンのコピーは当分できないだろう。写真は意識して真横からとられているように思われる。それと細工が細かいので、螺旋がわかりにくい。

あるいはこの螺旋は、ブリキの円筒の上にブリキの帯をらせん状に巻きつけてつくってあり、その帯と帯の間に細い溝があって、レリーサーはこの溝にはまりこんで滑っていくのかもしれない。溝の後面を滑っていく。細い帯の真ん中に穴をあけて、後方フックを植えてある。
フックは回転と反対方向に傾けて植えてあるようにも見える。写真で黄色の矢印をつけたピンの列二つの像の長さが違うことから、それが伺える。これは手前の銃身筒の写真なので後ろから見て反時計方向回転をする。上下のピンのうち下方のピンのほうが長くうつっていることから、回転方向とは逆になびかせてあるのだ。
この爺さん(作者)はまったく食えないやつでよく研究している。ピンを傾けて植えるのはたいへんだったろうな。しかし針を根気よく植えたのが成功の秘訣などではない。
すべては螺旋構造と可動式のレリーサーというアイデアにあるのだ。

2008年7月12日土曜日

26. 1800連発の感想

WEBに登場した1800連発について。
2連銃なので、一度に2発弾丸が出る。900回出るわけである。せいかくには900連発である。
それと、900発そうてんするためには、銃身を逆回転させて、レリーサーをバックしながら、ゴムをかけていくわけだが、右ばっかりかけて、左をかけないでいて、あとから左のゴムをかけようとすると、そのチャンスは限られてくる。ゴムをかけるとき神経を使う。その意味で左右2連というのは私はきらいです。ゴムのかけ方がむずかしくなる。
この後方フックは螺旋を描いているわけだが、だれもそれを指摘しない。レリーサーのガイドの溝はあるのか、針じたいが螺旋をえがいているか(会長作品のように)が知りたい。
糸の場合でもそうだと思うが、レリーサーは、ゴムのかかっているフックの直前を横になぎ払った場合に、ゴムを発射させることができる(横薙ぎ式の場合)が、そのもうひとつ前のフックの直前をなぎ払ったのでは、ゴムを発射させることができない。間違って、レリーサーのある位置の二つ後方のフックにゴムをかけた場合は不発になり、銃は動かなくなるか壊れてしまう。レリーサーを後退させつつ、レリーサーの通り過ぎたあとにゴムをかけなければならない。したがってレリーサー式は糸巻き式ほどではないが、装填に神経を使う。
後方フックには1本のゴムしかかけないので、フックは短くてすみ。後方フックの先端を進行方向とは逆方向に倒して、外れやすくすることは必ずしも必要ないようだ。(これはまちがいであった)

私の作品の方は最前列の後方フックの前にレリーサーの入る溝を作るのを忘れていたため、試運転中に一部破損。現在手直し中。間の抜けたこと!

輪ゴムを装填するとき、レリーサーの二つうしろの後方フックに装填すると弾詰まりをおこすことを、本日コメントに書き込んでおく。(青字は7月28日書き込み)

25.試作品のムービー

2007年5月に撮影した試作品のビデオ。移動レリーサーがうまく働くのを確かめた。このビデオファイルのプロパティをみれば撮影年月日がわかる。証拠のためにはコンピュータ画面の撮影が要る。

上のビデオが2007年5月に撮影されたことを示すムービーを添付しておく。

24.銃身の全貌


何のことはない。WEBで1800連発というのがあらわれ、その発射機構は、こっちのとおんなじだ。
しかも銃身一本あたり900発とこっちより多い。さきをこされてしまった。
がっくりきたので、とりあえず記念写真を撮っておく。(真ん中はセロテープで仮止めしただけ。)
テキさんは糸をつかわないのはあっぱれというほかない。しかし、この作品のような形状の前方フックにするとゴムが上にホップしてしまう(第21項でご披露したのとおなじ構造だ)。こちらはそれがいやで作り直したが、でなければこちらが早かったかもしれない。
2007年5月のムービーがただひとつの証拠になった。

2008年7月11日金曜日

23.回転多銃身の二重多銃身



WEBでは、糸を使った簡単な銃身を18本束ねると1000発を越える装弾数のmachine gunができるようなことを言っている。三人よれば文殊の知恵で、よく似たことを考えている。写真は60連発かける6で合計360連発の作品を作ろうとしたが、世界記録に及ばないので、中断しているものです。これはひとつの爪に1発しかゴムをかけないので、ひとつの爪が小さい。

2008年7月8日火曜日

22. バレル前半部分の接着 その4



中心に竹串を差し込むと反対側まで通る。3つの部品の中心はだいたい一直線上にある。

21.バレル前半部分の接着 その3


新しく作ったバレル前半部分と古い前半部分を並べて撮影。
古いものは弾丸の飛ぶ方向が少し上方にぶれるので、作り直した次第。古いほうは銃身の向きに対し飛行機が離陸する方向に飛んでしまう。ひとつの雌型で作れるので簡単なのだが。
 No.10の写真でプテラノドンの土台となっているのが、この先代の前方フック群である。去年の秋には完成していた。巨大な無発泡ウレタンの塊・・・とても重い(いちおう真ん中は盛大にくりぬいてあるのだが、それでも重たい)。でこぼこが多く、近くで見ると、美しくない。捨ててもいいんだが、苦労したので捨てられず、未だに持っている。
新しいフロントフックは製作に1年近くかかった。気がのらず、だらだらと作業を続けたので。

2008年7月6日日曜日

20.接着(バレル前半部分組立て) その2


いよいよバレル前半の接着。その前に記念写真。
WEBでは糸を使った簡単なマシンガンの話題でにぎわっている。
全体の機構の簡単なものほど、レリーサーに用いる糸の長さが長いものが必要になる。「弾丸1発あたりの糸の長さ」(string length per ammmo)の概念を提唱したい。糸が長くなるのを厭わないと、いくらでも簡単なものができる。工作の不得手なひとは、糸を使ったらいい。「へたの長糸」だ。
こっちは糸を使わないことにこだわりたい。

19.接着(バレル前半部分組立て) その1


これを何と言ったらいいんだろう。
フロントフックを円周上に並べた円盤(前方鉤盤、フロント・フック・ディスク、無発泡ウレタン製)に円筒を接着する前に、接着面積をかせぐための接着補強盤(セメント・アシスト・ディスク、木製)をくっつける。レンズの収差で傾いて見える。

2008年7月2日水曜日

18.仮組み



Barrelに乗せて見上げるように写真を撮ってみる。接着せず、ただ乗せてあるだけ。

17.プラスチック部品できあがり


3種類の部品ができあがり。
原型とともに記念写真。

2008年5月4日日曜日

16.プラスチック部品をつくる。




左が原型。右がたった今、型から抜いたもの。バリたくさん。しかしこの程度の出来ならゆるせる。
これが直径のいちばん大きなリング。単一の部品としてはもっとも大きなもの。無事に型から抜けたので喜んでいます。
(これが全く役に立たなかったのだから、涙が出る。このフロントフック群は3列のフロントフック群の最後列に位置するので、前のフロントフックに装填した輪ゴムが頭越しに通過する。その大量の輪ゴムに埋もれて、輪ゴムがかけられず、役に立たなかったのだ。もっと大きなフックを持った、そしてもっと不細工なフロントフックと交代しちゃったのであります。この、最初に用意したものの方がずっときれいで、丁寧に作ってあるのだが。この追加の文章-青色活字-は2010年5月19日に書いている。3年連続日記のようなもの。)