2009年12月27日日曜日

167.中国のゴム鉄砲(皮筋手槍)


中国のゴム鉄砲事情はいかに。
左の画像 (I will eliminate the picture from this site,if the copyright holder requires it.)は下記のサイトで見えます。木片を2枚、モナカのように貼り合わせてある。ねじで止めていない。いったん貼り合わせたら、内部をみることができない。引き金をひくと、輪ゴムの後端の直前にある横木が持ち上がって、発射するというユニークな機構。工作は丁寧で、デザインは上品。
また、外国のゴム鉄砲を紹介するサイトもある。橡皮筋玩具枪。
次のサイトは日本の或るサイトの影響下にある。ワタクシには珍しくもない。
中国で多いのは輪ゴムを使って筒の中のマッチ棒などを飛ばす玩具で70年代に流行したらしい。筒には自転車のチェーンをバラし、つなげて作っている。たとえば、
手工制造枪械全过程 http://bbs.tiexue.net/post_3466062_1.html
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輪ゴムそのものを弾丸として飛ばす玩具は、WEBを見る限り、中国では少なく、自作する人も少なそうだ。日本人の作品をまねるのは、米国在住の中国民族、即ち中国系アメリカ人でしょう。

2009年12月23日水曜日

166.Woodha.comのガトリング・ガン消える


NG協会の掲示板を見ていると、Hポイント氏がwoodha.comのガトリングガンの画像が消えてしまったことを書き込んでいる。いそいで見てみると、やっぱりきえていた。
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惜しい見ものがなくなってしまったよ。油断してコピーしていなかったのでみることができない。1枚だけあったので、今はなきガトリング画像をしのぶために、ここにかかげておく(click to enlarge)。これはWoodha.comさんに著作権がある画像であり、引用元のサイトはhttp://woodha.com/shop/ である。著作権者の指摘があれば取り下げます。(The copyright of this picture belongs to Woodha com. I will eliminate it from this site,if the copyright holder requires it.) この作品はモーターボックスやバイポッドにネオジム磁石をつかったり、6Pのスナップスイッチを使うなど、オリジナルにはない工夫がしてあったのだが。このサイト(Gの作業ノート)の第136項と第140項に画像がある。
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Hポイント氏は自分が撮影した画像にWoodha com.のロゴの入った画像をちゃんと持っていた。元のサイトでは消えているのに。したがって、彼はこのサイトについて以前から知っていて、問題の画像をコピーして静観していたが、何かのきっかけで(何がきっかけかしらんが)ふと件のサイトを見ると、画像が消えているので、自分の追随者がいるということを披露したい誘惑に勝てずに掲示板に書き込んだのだろう。しかし著作権侵害がいかんというなら、なぜWoodha com.に画像があるうちに非難の声をあげなかったのでしょう。
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犯多会長が狙いすましたように長いコメントをしているのも可笑しい。
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(googleの画像検索を見ていると、woodha.comのガトリングの画像がまだ残っていたので拾い集めておいた。本体が削除されても、googleの巨大なロボットサーバーには、成仏できない魂が幽冥界をさまようごとく、しばらく残っているらしい。そういえば、画像検索で面白い画像を発見しても、元のサイトが消えていることがちょくちょくある。Dec.25.2009)



(最後の写真にはrotating barrel の後ろの端が写っており、単位銃身を回転方向とは逆に回転させてとりつけてあるのがわかる。拡大して見られたし。この構造はHポイント氏がなぜか詳しく解説していない重要なことだが、California の卓越した技術者は、WEBの写真を見ただけで、易々とコピーを作っている。その理解力たるや畏るべし!)

2009年12月20日日曜日

165.銃の全長に対する輪ゴムの長さ


さぼっていますが・・・・。
 ゴム鉄砲の長さについて、ワタクシの好みを書く。
 左の写真は、上から(1)Hポイント氏の有名な「どっとでる」、(2)ioan ghip  氏のコピー、(3)Woodha.comによるコピー、(4)拙作である。
 拙作の写真に緑色のマークで表したのが、輪ゴムを引き伸ばした長さ、ピンク色で表したのが、それ以外の部分。(barrel length and non-barrel length)
 結論からいうとピンク色の部分が、銃の半分以上になるのは、ワタクシの好みでは、ペケであります。( I think the non -barrel length indicated by the pink arrow must be 50% or less of total gun length.)
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 輪ゴムを引き伸ばした部分は、(1)弾丸に使う輪ゴムの種類と、(2)その引き伸ばしの大きさと、前後方向配列の場合は、(3)最大装填数によってきまる。(The length of rotary barrel depends on gum length, the extent of gum stretch and loading capacity.)
 ところがピンクの長さはいくらでも長くできる。だから銃の規模を誇るために、この部分をながくするのは、もっともイージーなことである。(It is easy to arrenge the length of stock ,grip and motor box .)
 刀の長さは刃渡りで測るべきであって、柄を長くすると、いくらでも長くなるが、それは薙刀であって、カッコ悪いと考える。(It seems to be a nonsense that one proud of the scale of his gun because of its length, when he made a gun with a long motor box and a long stock.)
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 それから銃はグリップを右手で握り(右利きの場合)、左手で銃身の下方(青色の矢印のあたり)を支えるわけですが、右手だけで持つときはどうするか。・・・・それはストックの根元の部分をにぎれなければならない。(黄色の矢印で示したところ) ジョン・ウェインに銃をなげてやると、ここで受け取る。違うか。モーターボックスをあまり長くすると、ストックの根元が後退して、握ったときに銃の前方が下がってしまう。ワタクシのストックは小さいが内部に電池がギッシリ詰まっていて、重心を後ろに下げている。
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 上の写真をよく見ると、オリジナルの欠点がコピー作品で増幅されているのがよくわかる。

2009年11月15日日曜日

164.「1800連発」はすごい

ワクテカ http://wakuteka.jp/archives/1460 というページにらせん装填法の2連マシンガン「1800連発」の画像がでていた。2009年3月の会の様子らしい。NG協会のガンロッカーの写真よりずっときれいに見える。フロントフック群を作り直したようにも見える。HIDOSUGI鉄工所のガトリング(ギャトゥリング)ガン(メカニズムとしては陳腐)と並べて撮影しているので、細かいところは写っていない。らせんの部分をどう工作しているのか見たいのだがよくわからない。「1800連発」だけドアップで撮影してくれたらよかったのに。会員のだれかコピーを作ってくれるといいんだが。
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「1800連発」はやっぱりたいしたものだ。欠点としては、2連銃なので装填が2倍メンドくさいことしか、思いつかない。(デザインも、もひとつだということは言わない。)
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脚を作り足していたが、ストックやグリップをつくったほうが銃らしくなったのでは?あるいは3脚の上に乗せるとか。
(11月12日と13日は東京出張だった。ホテルのインターネット・コーナーでブログの更新ができるように思っていたが、ノートパソコンを持っていかなかったので、WEBを見ることさえできなかった。帰宅して、更新している。)

2009年11月7日土曜日

163.できれば朴で作りたかった


 サーフェイサーを塗ってしまうとわからなくなるが、いろんな木を使っている。図でAはア ガチス、Hは朴、Bはベニヤ(シナベニヤ)である。できれば全部朴で作りたかった。アガチスはやわくて、木ねじをしっかり受け止めてくれない。シナベニヤは前にも書いたがしなりすぎる。ホウが手にはいらないので代用したのだが、ホウを買い込んでおけばよかった。数年前はホームセンターの棚にいっぱいあったのに。売れ筋でないので整理されてしまった。

ホウはいい。素朴というくらいだ。

ヒノキは支柱に使っているが、側面からは見えない。バルサも銃身筒カバーに使ったが、図に書くのを忘れた。バルサは使っているのがわからないほうがいい。

北のほうでゴ*鉄砲のトランクを作ったひとがいる。この豪快さはたいしたものだ。この作者はやっぱり只者ではなさそうだ。ワタシもちょっと作ってみたい、という気はおおいにするが・・・・楽しい作業になりそうだという予感がここちよく頬をなでるが・・・・・・・イヤヤッパリ仕事が遅いのでやめとこう。ドロ沼になりそうなので。

2009年10月31日土曜日

162.針金銃の秘密

第158項で紹介した針金ゴ*鉄砲の仕組みがわかった。愛知県のイベント(SETO品野クラフトフェア)の記事 http://www.aikari.com/owner/acrhives/cat4/cat59/cat71/seto_vol1.php の中に針金ゴ*鉄砲の記事があり、そこに次のように書いてある。

「連発の理屈は、輪ゴムを回転ドラムにひっかけて、一回転させ、それを繰り返し5回おこないます。引き金を一度引くと、ドラムが一回転もどり、次の輪ゴムが装填されます。」

その記事を読んで写真をじっとみると、どうもこれは2枚羽根の回転翼式連発銃で、羽根の1枚が短く、短いほうしか輪ゴムを装填しない、1.5枚羽根ともいうべき機構ではないだろうか。普通の2枚羽根回転翼では1回引き金を引いて戻すと、回転羽根は180度回転するのだが、この針金銃は360度回転する。1枚羽根といってもいいが、羽根は2枚あって、装填用の羽根と制御用の羽根とに機能分化している。

しかけがわかると簡単だ。もしこれを木でつくると、まったく簡単にでき、100円ショップで売っているのよりもみすぼらしいものになるだろう。針金で無造作に作ってあるようだが、ハリガネで作ることこそがなによりむずかしいのだと思う。ちょっとした心理的トリックなのである。これと同じ連発銃を板と竹ひごでつくったら30分もかからないだろう。そんなものに3000円はおろか、500円も費やす気には、なれないだろう。「はりがねで簡単につくってあるから、自分も作ってやれ」と思っても、作るのは非常に難しい。実は針金でつくるから難しく、天才的に見えるだけである。木でつくったら誰にでもできてしまう。

怪人二十面相がA家の宝物をいついつまでに盗み出すと予告する。そして厳重な警備の網をかいくぐって、予告どおり、金庫の中の宝物を盗み出してしまう。そのトリックは、というと・・・・・なんと意外にも、大胆不敵にも、怪盗は何日も前からA家の当主を誘拐し、天才的な変装により、当主になりすまして、犯罪の時刻の直前に金庫から宝物を別の場所に移してしまったのである。屋敷の主人の立場にあれば、そのようなことは、まったく容易である。・・・針金ゴム鉄砲のトリックは、この宝物盗み出しトリックとおなじことだ。厳重な警戒を突破して宝物を盗み出すことよりも、当主になりすまして、何日も家人に気取られずにいることがずっとむずかしいのである。一家の主人がすりかわっていることに気づかぬ家族がいるだろうか!「厳重な警戒を突破して宝物を盗み出す」という問題を「主人とすりかわる」という問題に置き換えただけなのだ。

ほかにも針金銃に関するサイトがあって、その画像をみると、回転翼式の1形態であることにいよいよ確信がもてるだろう。
(2)  http://kodomobook.hamazo.tv/d2008-04.html  2008年4月19日の記事。(静岡)
(3) http://giosblue.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/index.html 11月14日の小樽の記事。
(4) http://schaft.exblog.jp/10405503/ 写真だけ。構造がよくわかる。
(5) http://mrtn.exblog.jp/i2/  2008年6月15日の記事 。名古屋市クリエイターズ・マーケット。
この銃の作者が世田谷ボロ市に姿をあらわしたことについては、複数の証言がある。
(6)http://blog.goo.ne.jp/syoryuweb/e/98fdaf63f357efa2766c0dd51071bab8
(7)http://www.asahi-net.or.jp/~qr2m-skmt/Photo2006/photo156.htm

2009年10月27日火曜日

161.バイポッドは40g、全体で1.7kg


バイポッドは40gらしい。らしいというのは台所のはかりは、何ものせないとき、-5gになっていて、軽いものは正確に計れないからです。
バイポッドも毎日眺めていると、なかなかいい。銃身筒カバーとバイポッドは、最初からきちんと設計していたわけではないので、適当に楽しんでつくった。
以前にステンドグラスの教室の発表会(展覧会)に行き、ステンドグラスの先生(女性)が花瓶かランプシェードを作っているのを見ながら聞いたところによると、大作だと2ヶ月ほどかかるそうである。先生だから毎日制作してそれだけかかるのだろう。「途中で疲れて、別の軽いものを作りたくなりませんか?」と聞くと、「そうですね、浮気したくなります。」という返事であった。
私は今回の「もの」ができあがるまで、わりばし鉄砲をつくったり、連発銃を作ったりしないようにしてきた。「どっとでる」の作者がいきづまって、へんてこな糸引き連発銃を作ったようなことはすまいと思ってきた。そこで、はけ口となったのは、傘や履物などちょっとしたものを修繕することと、カバーやバイポッドなど付属品を作ることではなかったかと思いやす。まあ、そのように集中したにしては仕事が遅いが。
またこのBrogに傘や履物の修繕の写真や、近所の景色や、旅行の写真は載せないようにしてきた。テーマをそれだすときりがないからだ。
銃身筒カバーは傑作だった。バイポッドもまあまあ悪くなさそうだ。

2009年10月25日日曜日

160.バイポッド2出来上がり(塗装について)


バイポッド出来上がり。銃身がぶっといのに、足はちっちゃい。収納式にしたので、あまり太くも長くもできない。肉食恐竜の前足と考えて我慢する、よりないか










バイポッドの先端近くに鉄板を貼り付け、収納スペースの奥にネオジム磁石を2個取り付けた。ネオジム様々。大変便利。









銃身筒支柱の下で、バイポッドがぶらぶら揺れるのがイヤで、前方にも磁石を取り付けた。収納スペースから出すと、すぐ前方の磁石にくっつけてしまう。ブラブラしない。いろいろ付属してだんだん複雑になる。

サーフェイサーをぬると、おしろいを塗ったみたいに、あばたもしみも毛穴も全部隠してしまう。木目が消失して、金属かプラスチックのようになる。しかしちょっと単調になるな。朴もアガチスも桧も、みんな一緒の色になってしまう。厚ぼったく塗りすぎて、眠たくなるのもいけない。ネム太くんになったら、水ペーパーの出番だ。

木は柔らかく加工しやすいが、傷も入り易い。ラッカー塗装すると表面が硬くなって一人前になった気がするョ。加工したのち表面を硬化させるのは、理にかなっているでしょ。日に焼けにくくなるしね。木が酸化されると黒っぽくならんか。雲古が古くなると焦げ茶色になるように。木目を出したいのなら、ワニスがいい。テンプラ油を塗った経験はないが、WEBで見るかぎり、油絵のように濡れ色になるな。ねずみに小便をかけられたような感じがする。(10月26日追加)

もっともワニスも濡れ色になる。(11/1追加)

2009年10月14日水曜日

159.トイ・ガン

 アメリカのおもちゃ会社または、製品名にNERFというのがあり、写真サイト fricr などに画像がでている。なかなかリアルで、誇張もあり、凄みもあるが、玩具っぽい色彩で、殺伐さを消している。

日本ではタカラ・トミーがエージェントになって販売している。スポンジ様のやわらかいダーツを15m飛ばすそうである。(そんなにとぶのか?)

信号拳銃以上に銃先端をぶっとくしたレボルバー、そのデザインの思い切りよさを見よ。
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 こいつはマシンガンだが、箱型弾倉を銃の左側面に装着するなど、玩具とは思えないほどリアル。色違いの部品を組み合わせて、夢があり、うそっぽく、かつ本物っぽいところもある製品にしている。

    
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 このブログでは、父親が3歳の男の子にロケットランチャーを買ってきた。http://www.sfgate.com/cgi-bin/blogs/sfmoms/detail?entry_id=26223   子供が喜んで、母親を撃つふりをするので、あたまにきたママは、「人にむけるのなら取り上げるからね」とこわい顔で一喝。子供は涙に暮れて、「ユー・アー・ア・バッド・マミー」という。アメリカの子供は、「あなたは悪いママだ」というのか。日本ならさしづめ「ママの意地悪」というところ。むこうの子供の言い方のほうが、客観的で、親との距離がとれているような気がする。
この男の子は家の中にある長いもの・・・・物差しであるとか、パンののし棒などすべて銃に見立てて、撃ちまくる。かれのXY染色体(男性の本能)が何でも銃に見えるようにさせるのである。このbrogの作者は、ロケットランチャーは悪い玩具だからと、取り上げることができても、ものさしやパン棒までは(本来悪いものではないから)取り上げることができないので、母親として、少し困惑気味である。(元のサイトを参照してください。)
googleでru**er b*nd g*nをキーワードに画像検索すると、160番目くらいにこのサイトがひっかかった。それは今年の1月3日の記事で、ru**er b*nd g*nの単語はまったく含まれていないのになぜかひっかかった。ひさしぶりにA計画の作業をする。4ヶ月ぶりである(10月15日追加)。



2009年10月10日土曜日

158.針金ゴ*鉄砲

これは写真サイトfrickr に掲載された写真のサムネイルであります。
http://www.flickr.com/photos/ladygreyer/3140382901/in/photostream/
アメリカ人が洗濯バサミでゴ*鉄砲をつくるように、日本人はわりばしで作るわけですが、針金のようなふにゃふにゃしたものでゴ*鉄砲を作り、夜店で売るのも、日本だけの現象ではないでしょうか。紙と木の家にすんでいる人種だけの特徴。
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売っているおじさんはこんなひと。http://www.flickr.com/photos/ladygreyer/3141210774/
これは2007年の1月にアップロードされていますから、暮れか正月の露店でしょうね。
どうして連発するのか、よくわかりません。3000円は高いですね。
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これは2009年1月にアップロードされています。世田谷ボロ市の光景らしい。
あごひげのおじさんとは別人らしい。こっちのほうがハンサムです。
しかしゴ*鉄砲を置く台は、竹を加工して作ったもので、同一であることから、製造元はいっしょらしい。
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これは別の工場の製品であります。コイルをアクセントに使っているところはにている。700円也。http://www.flickr.com/photos/garymilner/190016053/

洗濯バサミ鉄砲や、針金ゴ*鉄砲の画像をみたりすると、なにかアイデアが浮かんだり、パクれたりできそうだが、たいして参考にならん。ただ洗濯バサミ鉄砲の画像をみると、ヘタクソでも手作りのほうがいい、という手作り精神を感じてきもちがいい。
 針金のほうはこんなもので金をもうけようとする山師ダマシイのようなものを感じて、俺も一発、と思ってしまう。銭をもうけるのは、案外簡単かもしれない、などとおもわされてしまう。それと、針金をハンドガンに見立てて喜ぶという見立ての精神、遊びごころがいい。遊び心があるからこそ、モデルガンを大人が買うわけだから。
 針金鉄砲の最初の写真をみると、銃の名前がおもしろい。チェチェンV6 2000円、コブラX 2500円などと表示している。なんか「凶銃」という感じがする。ただの針金をまげたものに、名前をつけただけなんだけど(11日追加)。



2009年10月4日日曜日

157.金工はむずかしいや

インターネットで5mm厚のホウ板が手に入らないので、実家の近くの模型屋に残っていないかと思って、行ってみると、シャッターが閉まっていて、廃業していた。自分が子供のころからかよったプラモ屋がなくなってしまった。
 サーフェイサーを買ったのが最後になった。
 最近は、冷やかしばかりで、ろくに買わなかったし、店の客もまばらだった。もういちど中に入って、店の様子を撮影したいなと思うが、あとの祭り。


 通販ばかり利用していると、地方の店はさびれるという、いい例だ。
         ・・・・・・・


 銃身筒カバーのおかげで、寝っ転がしてもリヤフック群の損傷の心配はなくなった。また左手で銃身筒支柱を支えるとき、リヤフックを引っかけるおそれが全くない。カバーごと銃身筒を下から支えるように持つことができる。取り扱い便利がよくなった。

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ときどき小脇にかかえて構えてみる。ストレス解消になるような気がする。
アホなことかぎりなし・・・・・。

2009年9月27日日曜日

156.「弾倉すなわち銃そのもの」または「できねえよう2」

googleの画像検索で Ru**er *and g*n をキーワードに検索すると、このような画像があった。これだけだとさっぱりわからないが、いろいろほかの画像を研究すると、これは手製のゴ*鉄砲で、弾倉着脱式のものではないかと推定される。
    ・・・・・・・







ずいぶん長い弾倉だから、携行するのが大変だ。背中にロビンフッドの矢筒のようなものを背負って 、その中にいれておくくらいしかない。この作者は結局弾倉を1個しか作らなかったのだろう。







   ・・・・・・・

どうしてそんなことが言えるかというと、左のような画像がWEBにあり、これはdesktop repeater(卓上連発銃と訳すべきか)のマガジン(市販)なのである。
   

              ・・・・・・・
装填するとこうなる。これで銃の左側のハンドルを回すと連発する。

 この弾倉をよくみると回転翼式連発銃そのものであることがわかる。すなわち弾倉だけで輪*ムを発射できる。連発銃を複数もっていて、とっかえひっかえ撃つかわりに、三脚つきの台座に弾倉のかたちをした連発銃をいれ、撃ち終わったら、弾倉だけとっかえるわけである。要するに弾倉取替えごっこをしているだけなのだ。
      ・・・・・・
desktop repeaterのマガジンを見た上で、もういちど、最初の手作り銃の写真をみると、弾倉にはちゃんと引き金があり、銃そのものであることがわかる。
フランスの推理小説に、主人公が探偵であり、犯人であり、かつ被害者でもあるとかいうのがあった。
「弾倉かつ銃そのもの」というものあっていい。

2009年9月26日土曜日

155.できねえよう

アメリカの子供がゴ*鉄砲を持っている写真 は、いい。
やっぱり子供のもつべきものだ。
http://www.flickr.com/photos/eyeliam/2652384373/


素朴でいいでしょう。
http://www.flickr.com/photos/wwworks/3396622156/


http://www.flickr.com/photos/brainwaves/3118177130

洗濯ばさみを使ったゴ*鉄砲はアメリカの伝統的な子供の遊びのようだ。


http://www.flickr.com/photos/jdhancock/3167787639/
http://www.flickr.com/photos/pgordon/3352354832/

2009年9月23日水曜日

154.バイポッド作り直し

連休最後の日になってバイポッドの作り直しに手をつけた。休みのはじめからやっとけばいいのに。
ま、そんなもんだ。ケガキ線を撮影するのが難しい。3mm厚のアルミを使うのは初体験。




金属用の糸鋸の歯を使う
と、紙でも切るみたいにすっこすっこ切れていく。15分くらいで終了。機械なら10分かからないのかもしれないが、15分が半分になったってどうってことない。なにしろ2年かかってますから。






えーと、これはやすりがけのあとのようだ。








糸鋸で切っただけだとこんなもの。直線のケガキ線が2本に見えるのは少し大きめに切っているため。(click to enlarge)


20分やすりがけすると、これくらい。
(つづく)









2009年9月21日月曜日

153.輪ゴムのねじれと形状



第150項で紹介したYoutubeのムービーhttp://www.youtube.com/watch?v=EAJ3rBTuUbk を見ると輪ゴムがねじれて飛んでいく瞬間の画像があった。ねじれた形で飛んでいる瞬間があるらしい。






誰でも経験することだが、輪ゴムをねじると、細長い円形になって安定する。(真ん中がすこしくびれた、8の字の出来損ないというか、ピーナツの殻のような形になる。)左側の輪ゴムをねじると細長くなって手をはなしても細長いままである。ゼムピンに吊り下げているので元へ戻るのを妨げる力ははたらいていない。
                               ・・・・・・・・・ 
今度は右をねじると、やはり細長くなる。細長くなって飛ぶ時間が少しでもあると、よく飛ぶのかもしれない。しかし床に落ちた輪ゴムで捻じれたままのはない。(もう一度実験すると、ねじれたままのが11発中2発あった。その気になって観察しないとウソになる。そして、捻じれたのが格別遠くへ飛んだのでもなかった。いろいろやったが、いまのところ、片がけだけが誰が実験をしても差のでる面白い現象である。片がけは輪ゴム面を垂直にしても有効だった。ホップをかけようがドロップをかけようが関係なく飛距離が伸びる。)
一発ごとにムービーをとり、発射直後の輪ゴムの形状と飛距離との関係をみたらどうだろう。


(輪ゴムの1面にマジックでマークし、捻って細長くなった状態で観察すると、輪ゴムの一方の端がちょうど360度回転して、マークした面が見えた状態で安定する。写真のような、はじめから細長い輪ゴムを選び、「輪ゴムの長軸」が「捻れたあとの長軸」と一致するようにすると、捻りができやすい。何回もねじって、指をはなすと、元に戻らず、1回捻った細長い形まで戻ってとまる。しかしこの形がよく飛ぶのでもないようだ。9/23追加。)

152.下塗り中

塗装(下塗り)前と塗装後。銃の左側面は塗装前の撮影を忘れた。
銃身筒カバーをつけると、腹の膨れた金魚みたいになってしまう。スカートをつけた戦車みたいで、お上品に、重々しくなる。(click to enlarge)
これはちょっと細長い被写体で2本上下にならべてちょうどよいくらい。斜め後ろから撮ったり、一部を切り取ったり、ながいバイポッドをつけて三角形の構図にしたりしないと間が抜ける。

2009年9月19日土曜日

151.輪ゴムのねじれと飛距離

 飛距離の実験には曲尺を万力で挟んだものを銃身として使っているが、片がけの実験いらい、写真のように三角定規を曲尺とともに挟み込んで、輪ゴムの引き伸ばし長がきちんと25cmになるようにしている。

 ところが、三角定規の1辺がリヤフックとなるわけだが、リヤフックから輪ゴムをはずすとき、輪ゴムの後端がリヤフックの表面でころがってねじれるのが飛距離に影響するようで気になってきた。

(輪ゴムのはずしようで、遠くまでとばすコツがあり、何度かやるうち、そのコツが勘として身についたような気持ちになることがある。)
         ・・・・・
そこで輪ゴムをおもいっきりねじって装填したら、飛距離にどんな影響があるかを実験した。
ねじる方向は、輪ゴムの後端をリヤフックの後面で上方にはずれるように動かしたとき、転がる方向、すなわち、輪ゴムの後端を車輪が前方に転がる方向に「気の済むまで」ねじった。すなわちねじりの程度はいい加減。
ねじると飛翔中の輪ゴムの形がいびつになって、飛距離が落ちると考えた。
    ・・・・・・・・
ところが、ねじっても飛距離はおちなかった。だからリヤフックの後面での輪ゴムのねじれは気にしないことにした。

2009年9月17日木曜日

150.「片がけ」の効果



Youtubeで Lego gun Stretching one side of a rubber band in the launcher increases speed and distance という題のムービーがある。http://www.youtube.com/watch?v=EAJ3rBTuUbk
これはNG協会のHPにある「片がけ」のことである。考案者はHなんとかというひとだが、正確な名は忘れた。 スピードの測定はこのムービーにまかせて、飛距離を測定した。ゴムの伸長距離は25cmである。片がけの効果にびっくりした。また、改めて強調しておくが、輪ゴムの飛距離は伸びるがばらつきも大きくなる傾向にある。
                                                    
        ・・・・・・・
ところで、このムービーは外光のもとで、カーテンに向かって、輪ゴムを発射し、それをデジタルムービーで撮影して、カーテンにあたるまでのコマ数を数え、30フレーム/秒という条件から、カーテンに達するまでの時間{ひいてはスピード}をもとめているのであるが、私の疑問はこの速度にどれだけのばらつきがあったのかということである。片がけしてものすごく飛ぶこともあれば、それほどでもないときがある。今のは失敗としてデータから除きたいと思うときもある位だ。普通に掛けて飛ばしても、よく飛ぶときとそうでないときがある。だからいつも片がけが普通のかけ方の1.5倍なのか、その数字は何回の測定の平均値なのかを明示すべきだと思う。ワタクシの実験は平凡なものであるが、飛距離のばらつきを示したところに多少の新味があろう。遠くまで飛ぶためにはスピードが必要である、と考えられる。したがって飛距離とスピードは相関すると考えられる。飛距離がばらつくということは、スピードもばらついている可能性が高い。輪ゴムのスピードは正確に測定することは難しく、ムービーの作者はスマートな方法を考案したとして、賞賛さるべきである。しかしわたくしとしては、その測定値には統計学的処理が必要と思う。)

2009年9月16日水曜日

149.輪ゴムの飛距離


輪ゴムを引き伸ばした長さと飛距離との関係を調べてみた。このテーマはNG協会のワルサ社長が提唱したものだが、協会の会員にはこういう緻密な仕事はむりだし、ワ社長はアジるしか能のない人なので、なかなか結果はでないでしょう。
左の写真はスリッパ入れに簡易万力をとりつけ、曲尺をとりつけたところ。床からの距離は83cmでした。

         ・・・・・
輪ゴムの飛距離をいちいち測定するのはめんどくせーので、11発とばして、中央値(median)で代表することにした。
輪ゴムが床に落ちたとき、とんでもないところまで転がっていくことがあるので、こういうのは例外としてのぞかなければならない。前後の端から取り除いて、最後に残ったのが中央値=メディアンである。こうするとひとつだけ計測するだけでよい。
しかしそれでは個々の輪ゴムの飛距離のばらつきがわからなくなる。それで先頭と最後尾との距離をはかることにした。結果をみるといろいろ面白いことがわかる。
        ・・・・・・・
(1)15cmよりも20cm、20cmよりも25cmのほうが平均して遠くまでとぶ。
(2)しかし個々の輪ゴムのばらつきが大きいので、25cmの輪ゴムの最後尾は15cmの先頭よりも後ろになる。(だから「gum stretch が短いと飛距離も短い」という実感はなかなか湧かないだろう。) 25cmと20cmの差よりも、25cm同士のばらつきの方が大きい。
(3)輪ゴムをひきのばすほど飛距離のばらつきは大きくなる。(仮説)
(4)あるとき先頭になった輪ゴムがいつもよく飛ぶとはかぎらない。
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けっこうおもしろい結果がでた。(3)についてはもっとくわしくしらべないと、結論が覆る可能性もある。
(4)については表からだけではわからない。25cmひきのばし群の先頭の輪ゴムと最後尾の輪ゴムにマジックインキでマークして15cm引き伸ばして飛ばした。すると両方とも中央値ちかくに落ちた。そのたった一回の観測に基づく推測である。
こういうことを書くと、パクリ専門の犯多会長やHポイントがかぎつけて、あたかも自分の発見のように受け売りをするかもしれない、と想像するとうんざりする。このサイトはステルス機のようにgoogle のレーダーに捕捉されないようにしているが、油断はできない。悪は千里を走ると言われているから。



2009年9月14日月曜日

148.あまり凝ると肩がこる

 
 見た目にはほとんど段差はないのだが、撮影すると完全なツライチではないことがわかる。これ以上手間をかけるなら、最初から厚いアルミのL字板などを加工したほうがよかった。








 
 裏はこの程度になった。見えないところなので、これくらいでヨシとする。

2009年9月9日水曜日

147.銃の重さ

以前に(第81項)かいたように。銃の重さは電池こみで1.5kg程度になる予定だったが、電池を二本追加し、銃身筒カバー、カバー支柱を追加し、サフェイサーで下塗りすると、バイポッド抜きで1650gの重さがあった。したがってバイポッドの重量を入れて最終的には1.7kg前後になる予定。サフェイサーを塗ると、銃の先端が重~く感じられ、非常に不愉快。銃の重さを減らすためなら、なんでもする気になる。
(このBrogでは、「××項にかいたように」とか、「○○項を参照」とか、過去の記事を引用したり、参照を求めたりすることが多いが、ちょっと珍しいのではないか。)

2009年9月8日火曜日

146.埋め込み実験


youtubeの画像をBrog に埋め込む練習中。このマシンガン http://www.youtube.com/watch?v=wojUTXd05Q8 もなかなかのものだが、わずか113回しか再生されていない。わたしがせいぜい再生してあげましょう。
それはそうと、はりつけたい動画のほかに、関係のない(関係ある)動画がぞろぞろついて来るのはなんとかならんか。ミーのブログがYoutube の出張所になったみたいでまずい。

2009年9月7日月曜日

145.どこまで塗るか

サーフェイサーはわずかな段差でも明らかにするので、塗ってしまってから下地処理の不備に気づくこともある。完成が近いので、多少手をぬいているのだろう。

右の方はアルミとABS樹脂の境がわかってしまう。ヤスリ、サンドペーパーのかけ直しが必要だ。

左のほうも断面があまりきれいでない。ABS樹脂はヤスリがけすると繊維状のバリができ、鋭利なカッターナイフでこそいだり、クラフトはさみで切ったりして仕上げないとチリチリが残る。

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これくらいなら、出来のよいほう。












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 裏は塗装する必要がないのに、部品をはずしたので塗ってしまう。非常に汚く、これはこのままでは済まない気がする。
 塗装もけっこう大変。ぼつぼつやらないと息切れする。  






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NG協会の収納庫の新しい作品を見ていて、いろいろ気づいた。

(1)これはソーブレードが2枚、シャークフィンが1枚の「内側からはずす」式の連発銃である。したがってオッドクラフトのサイトに作り方が載っているものの丸写しとは違う(勿論参考にはしているだろうが)。つまり多少骨のある作り手である。
(2)引き金からラチェットまでが短く、銃身の下方にラチェットが不細工に露出してはいない。(どうやっててラチェットの爪を引っ込めるのかよくわからないが)
(3)全弾発射するとシャークフィンを乗せたロッドは銃身の後部より後ろに多少突出する、だから銃後方のガードの存在意義はある。(つっこむのはやめておく)
(2)の特徴のために、外観がリアルなモデルができる。これがこの作品のいちばんの長所である。だから最初の作品が良くて、最近緊張がとれて変なほうへ行ってるようなのが惜しい。(ソーブレード&シャークフィン方式の作品はこの作者としては、はじめてだった。以前のリアルな外観のものは、回転翼式だった。だから「最初のリアルな外観のものが良くて」というのは、まちがいです。ワタクシなら、まずオッドクラフトのサイトにある初心者用モデルを作ってみてから、応用にかかるところだが、この人はいきなり応用からスタートしている。腕に自信があり、かつ創作意欲の高いひとらしい。)(「電脳おんちゃん」の新作は仕上げがきれいなので、びっくりした。またMODELAを使ってんじゃないの、と邪推したくなる。もしMODELAを使っているとトリガーガードの形が1号機と2号機でまったく同じはずだ。またそのコンピュータ・データは円や直線の組み合わせの方が簡単だ。だから冷たい印象になると思うがどうだろう。この人の電脳はすぐオーバーヒートするので、長時間の糸鋸作業に耐えられないト思フ。)