2010年9月26日日曜日

226.参考文献3 創るセンス・工作の思考

 森博嗣著「創るセンス・工作の思考」はユニークなアイデアに満ちた本である。
著者は工学部の助教授を長く続け、大学院生の研究指導をした人のようである。それなりの経験をした人である。
 著者は「毎日1時間は工作をしている」そうだ。そのように著書の中で公言している人をはじめて見た。このブログで最近「工作」ということばを堂々と使いだしたのは、この本の影響である。
 工作のセンスのある人というのは、この本によると、作る前に、どこが危ないとか、どこがうまく動かないのでないかといった、工作の隘路の見当がつく人だそうである。(ワタシはそう読んだが誤解しているかもしれない。)
 著者の工作品の一部が紹介されているが、こんなもののどこがおもしろいんだ、どこがすごいんだろうと思うような、非常にマニアックな、高尚なものである。

 著者は非常に割り切った、好き嫌いのはっきりした、明確な思考をする人のようである。
 小説を書くとき、あらかじめ設計図をひいて、始めに決めた筋を追うように書いていくのは、つまらないんだそうだ。すじがどうなるか、書いている本人もわからないでかいていくのが、意外性があっていいのだそうだ。暗礁にのりあげてしまうんじゃないかと思うが。
 また、小説の中にちょっとした謎を提示し、答えを示さないまま、おいておくのは、著者の発明だそうだ。読者の間で話題になるよう種をまくのだろう。
 この本の中にもクイズのような形で、「こんな物が作れますか?」という提案が2つある。その答案を示すことなく、問題を披露することは、著作権上問題があるかもしれないので、やめておく。私が言わずとも、WEBですでにご披露した人がいる。興味ある向きは著書名で検索をかけてごらんなさい。

2010年9月12日日曜日

225.できねえよう3


 最近は全く好調で、文字の彫琢方法、スイングアウトレリーサー、カセット拳銃など、向かうところ敵なしと言っていいくらい、成功の連続であったが、ここにきて頓挫してしまったっす。

 しかし、まあ、やる気がおこらないだけで、やればできると思うので、楽観している。森の中を踏み迷っているが、木立の間は案外すずしく快適だ。

 夏休みが終わったので、生徒、学生のみなさんは、気持ちを切り替えて、勉強しましょう。

 さいきんこのブログでは、工作上の課題を、ブログの作者が超人的な技術力(と自分でいうのもおかしいが)で次々に解決するというのがお約束事のようになっているが、うまくいきそうなのを公表しているだけであって、本当の失敗は記録に残さないだけなのである。

 ところで某サイトのH何某氏の3年ぶりの新作(いわゆるソ-ブレード&シャークフィン式)は、ワタシには正直いって??といったものである。

 それでいいのか?と、キツネに鼻をつままれたような気がした。そんなラチェットがあるかい?

ラチェットとは左図のようなものである。ピ二オンギヤにベロ状の鉄板が噛みこんでいると想像されたし。この場合ギヤは矢印の方向には回転するが逆方向へは回転できない。この場合、重力・ばねなどによって、鉄板はいつもギヤにかみこんでいること、少なくともいつも接触していることが必要である。それでないと用をなさない。

 H氏の新作では、引き金を復帰させた状態ではラチェットは、彼のいう「スライドボルト」とかみあっていない。そんなんでいいんかい?その状態は左の図の鉄板がギヤと噛み合っていないのとおなじで、簡単に逆回転をゆるす。

 H氏の新作は10連発であるが、今、そのうち5発を水平方向に発射したとしょう。その後、グリップをにぎったままで、激しく銃を振り下ろす。昔の水銀体温計の水銀を下げるように手首を効かせて振る。そうするとシャークフィン+スライドボルトが最初の位置に戻ってしまわないだろうか?もし戻ってしまえば、6発目を撃とうとすれば、5回引き金を空うちしてからでないと撃てないだろう。

 今までの彼の作品だと、引き金をきちんと復帰させておけばラチェットがスライドボルトのギザギザと噛み合い、シャークフィン+スライドボルトがもとに戻ることを防いでいたのである。いくら強く振り下ろしても、絶対もとに戻ったりしない。このほうがずっとカッチリした構造だ。

 「新作はその名前に似ず、ゆるゆるパンツだ。」と言いたい。ス**アとは四角四面の折り目正しき構造という意味ではないのか、外見がカッコイイだけなのか。

 (ワタクシとすれば、このH氏の新作にたいし、振り下ろしテストだけでなく、もっと過酷なテスト、たとえば思い切り踏んで踏んでして耐えられるかというようなこともやってみたいと思うが、そのようなテストには私自身の作品も耐えられないと思われるのでやめておく。)

 NG協会のガンロッカーLの2番目(L-02)に電脳おんちゃんのワルサーPPK型のソーブレード&シャークフィン方式の連発銃がある。この銃はH氏のオリジナルと違い、ラチェット部分が銃の外に出ていない。シャークフィンを戻す場合にはラチェット前方のロッドを後方に押して、ラチェットを沈ませ、シャークフィンに直結したソーブレード(いわゆるスライドボルト)との連結を切る。それによってシャークフィンは移動自由になり、前方に復帰できる。

 ソーブレード&シャークフィン方式にラチェットの接続を切るディスコネクターを追加したのが、この銃の作者のオリジナルであり、それによって、ラチェット部分を銃の外にださないようにし、PPKを模したモデルが可能となった。(ガンロッカーI-01のトミーガンもラチェット部分が隠れており、同様の機構を持っているかもしれない。トミーガンの方がPPKよりも製作時期は前である。・・・ところで、オリジナルに何か付け加えるということは大事なことである。たとえ小さなことであっても。小さなことであることは自覚していなければならないが。

 また、ガンロッカーYには画期的なダブルラチェット構造を持ったソーブレード&シャークフィン方式の傑作がある。これもラチェットとスライドボルトの間に滑り込ませ、ラチェット爪を沈ませるしかけのディスコネクターを持っている。このディスコネクターはPPKと違い、銃の左側面から操作する。

 H氏の新作「ス**ア」は、引き金を復帰させた状態で、ラチェットの接続が切れる機能を付け加えたのでありますが、果たしてそれでいいのでありましょうか、といいたい。ラチェットの接続は必要なときにだけ切れたらいいのであって、いつも切れるようにする必要はない。それは不必要な機能であって、槍杉というものだ。それを付け加えると、肝心の機能ーラチェットがしっかりスライドボルトを保持するという機能が失われてしまう。銃の先端を一寸振っただけで遠心力でスライドボルトがどこまで戻るやもしれませんというようなゴ**砲は完成したものとは言い難いだろう。
     ・・・・・・・・・・
 ソーブレード&シャークフィン方式のゴ**砲を作ったことのない人は、同方式の引き金のワンストロークは、ギザギザの歯1枚分とおもっているのではないだろうか。ワタクシ自身、最近までそう思っていたのであります。このブログの第110項と112項で、ダブルラチェット式のマガジン連発銃の構造の解析をしたときにもそう思っていた。


 以前に考えていたソーブレード&シャークフィン方式のラチェット爪の動きとは以下のようなものである。

 今、左の図のように、上方にソーブレード、下方にラチェット爪が噛み合ったラチェット装置があったとする。
 引き金と連動した爪が1歯だけ後方へ移動すると、ソーブレードもついて後方へ移動する。
 このとき、輪ゴムが発射されるように、シャークフィンと装填用ソーブレードの相対位置を決めておく。




 次いで引き金が復帰すると爪も前方へ戻るが、ソーブレードは質量を大きく作ってある(?)ので、慣性・摩擦などで、前方へは動かず、その場にとどまる。


 ラチェット爪はばねにより沈み込み、ソーブレードの山を越える。越えた瞬間、ばねが復帰してラチェット爪は立ち上がる。結局ラチェット爪が1歯だけ前方へ移動した位置でひとつ前のくぼみにラチェット爪がはまりこんで止まる。これで1行程おわり。ラチェットの状態は最初の段階に戻っている。


 もしこの通りであるなら、Hポイント氏の新作のように引き金が復帰したとき、ラチェット爪が沈み込む余裕というか、沈み込む瞬間はまったくないことになる。


 しかし実際には引き金のストロークはギザギザの1歯分では足らず、ワタシの作品では、大かた2ギザ近くも動かさなければならなかった。この原因はいろいろ考えられるがワタシには詳細は不明。

 しかし2ギザも動かすとなるとその行程の最後の、たとえば0.3ギザを使ってラチェット爪を沈みこませることができる。ラチェット爪がソーブレードと噛み合うには、1.5ギザくらいあればよいからである。(2010年9月19日追記す)

 さらに新しい作品モなんとかいうのも、ワタシにとってはキツネに鼻をつままれ、タヌキに目隠しをされ、ムジナに股ぐらをいじられているような感じがする。たぶんこの形式のほうが、普通のソーブレード&シャークフィンよりも、装填した輪ゴムの弾力でリリーサーの2枚の側版の上からリヤフックの基部を左右からはさみこんで、摩擦を大きくしやすいのだと思うが、誤解しているかもしれないので、感想はまた来週。(9月19日14時)

2010年9月5日日曜日

224.失敗!


うまくいかない。

二、三日いろいろと修正していたが、輪ゴムを装填すると、さっぱり動かなくなるのが直らなかった。今朝になって、やっと原因がわかった。あたらしいシャークフィンは2枚の板でソーブレードをぎゅっとはさみこんで動かなくするような構造になっとった。またソーブレードの剛性も低かった。

やり直し。まあぼつぼつやろう。

2010年8月29日日曜日

223.動画を記録



無事帰ってきた。






改良版は、今のフレームをそのまま使うので、試作第一号はバラしてしまう。記念に動画をとる




2発いっぺんに出ちゃった。

2010年8月25日水曜日

222.ソーブレード・シャークフィン練習中

某サイトの記事を参考に作品を作っている。写真に写っているだけしかできていない。


一応10連発できる。


ときどき2発一緒に飛んだりするのは私の作品のせいか、調整がわるいか、この種類のものの根本的な欠陥かのどれかだろう。







北海道へ出張するので週末までは作業できない。


もどってきたら、こいつはやめて、改良型をつくる。


それがこの種類の****の決定版になるだろうが、本家のほうが早いかもしれない。(2010年8月25日)

2010年8月21日土曜日

221.参考文献2 「カラシニコフ自伝」

朝日新書の「カラシニコフ自伝」を****づくりの参考書として読んだ。

AK47は軍の突撃銃の設計コンペで勝利して、量産への道が開けた。

カラシニコフのチームはそれまで短機関銃のコンペで落選し、カービン銃や軽機関銃のコンペでも苦杯をなめていた。かれは落ち込み、博物館入りしてしまった出品作の欠点について深く反省した。そして、機構全体の信頼性が高くなければならないこと、小さな部品は分解掃除中になくすので、禁物であることなどを学んだ。そして現代の歩兵兵器の中で最も重要な突撃銃の設計コンペで、その経験を生かすことができた。

突撃銃のコンペではいきなり優勝者がきまったのではなく、多くの銃の中から、カラシニコフの銃を含む3つの応募作が最終コンペに向けて改良するよう求められた。そして、彼の「人生を変えるようなアイデアを思いついたのは、最終コンペの直前であった」。彼は、予選を通った銃を改良するふりをして、チームの同僚とともに、違う構造の銃を作った。彼の銃はコンペの規定よりも8cm短かった。かれは門前払いを食らうリスクを冒して、短い銃を出品した。コンペの終盤になって、審査員の一人がついにこの事実に気付いた。規定違反だ!懲罰ものだ!しかしそれまでに、カラシニコフの突撃銃は抜群の成績をあげていた。審査員は協議の結果、その短い銃を引き続き審査会に参加させることを決めた。

部品と部品の間に隙間をもたせ、「部品が空中に浮いているように配置する」アイデアが功を奏し、池に銃をいれたり、砂の上を引きずったりする過酷なテスト(泥や砂が銃の中にはいって動作不良の原因になる)にも、もっともすぐれた成績をあげた。このカラシニコフの銃を新しい突撃銃に選ぶことに異論をはさむ委員会のメンバーはいなかった。

最終レースを戦った、カラシニコフ、デメンチエフ、ブールキンのうち、私たちは勝者の名前しかしらない。

カラシニコフは手先の器用な少年だった。しかし銃の試作品を作るには、すぐれた技術や知識が必要で、かれの突撃銃の試作品を作ったり、改良した部品のテストをする間、同僚の技術や知識に依存していた。カラシニコフの設計意図を理解し、協力した、カラシニコフの右腕ともいうべき技術者サーシャ・ザイチェフ、彼がいなかったら、AK47は生まれなかっただろう・・・・・その名前は、この本の中でしか私たちは知ることはなく、いずれ忘れ去られてしまうだろう。

2010年8月15日日曜日

220.カセット拳銃プロジェクト休止


私の部屋にはクーラーがなく、夜になると、作りかけの作品、道具、材料を箱に入れ、冷房のかかった居間の一角に新聞紙を引き、小さな腰かけを作業台にして、工作をしていた。
複数の連発機構をもったハンドガンが一応できたので、仕上げ、塗装はせず、プロジェクトを終了し、工具、材料を引き出しに戻し、できそこないの部品を廃棄した。
カセットをもっとコンパクトにしたり、銃をもっと見栄えのよいものにしたり、他の連発メカに挑戦したりするのは、ひとまずお休み。
写真は廃棄した部品。真中のボールペンから取った部品だけ残しておいた。これをストッパーにしょうと、1,2日格闘していた時期もあった。これを見ると、マガジンのどこに苦労したか、どんな構造か、推定できるでしょう。
映画の撮影終了後、記念撮影するようなもの。さようなら。君たちのことは忘れない!

2010年8月14日土曜日

219.回転翼式でもあり、ステップアップ式でもある


 二つ目のマガジンがほぼ出来上がった。

 厳密には前半部分ができていないが、初代の前半部分を使って、テストはできる。確実に動作する。早く楽になりたいので発表する。

 2週間かかった。

 最初のマガジンは3日でできた。銃本体は10日かかった。第二マガジンだけでその両方にかかったのと同じ時間を消費したわけだ。








 新しいマガジンは最初のもののような回転翼式でなく、ステップアップ式の6連発である。




 以前にこの銃は「回転翼式の8連発である」と記録したが、訂正しなければならない。




 「回転翼式のマガジンもステップアップ式のも撃てる」と。



 マガジンの側板はアルミ製で(苦しまぎれだが),装填時には左右に開けるようになっている。(これも苦し紛れ)

















 少し斜めにしたところ。側板固定用のネオジム磁石がよく見える。

















 











 苦心談 は好きではないが、手前のものは、ステップ後面の後ろ向き傾斜をつけすぎて、失敗したものの残骸である。Hポイント氏の作品のビデオを3日間観察した成果だが、内側のステップが、下方へ復帰せず、あえなく失敗。


 回転軸からの距離を考えてステップの高さを上段に行くほど小さくした力作だったんだが。


 奥のものは上下運動に変えて作り直したもの。これも内側ステップがひっかかって、復帰しなくなったが、これを作ることにより解決策を思いついたので、この部品に多少プラスして完成した。


結果的に6段となり、Hポイント氏のは5段なので、お手本より、1段上を行っていると思う。ヒッヒ。











 



 銃本体も作り直しを余儀なくされた。


ものすごく不細工となり、「美しさ」から言うと、作る値打ちの全くないものである。


 しかし、引き金が重いほかは、問題なく動作するので、デザインを手直しすることは、あとでゆっくりやればよい。


 最近WWWでは、美しいだけで(その美しさは一寸敵わないくらいのものだが)、工夫もしかけもなく、さっぱり面白くない、御殿女中のような、白痴美的ゴ**砲が横行しており、ムカムカしていたが、これでちょっとスッとした。

 この銃はメガハウスのゴム弾ブラスターのニュースを聞いてあわてて作ったものだが、作る過程で、WEBに載った、メガハウスのゴム弾ブラスターの写真は参考になった。

 ガジェット通信 
http://getnews.jp/archives/63194 に載っている写真では、回転翼式の連発銃に短く輪**を装填している。このまま飛ばしても、たいして飛ばないので、装填し終わったら、複数の輪**を一遍に(あるいは1発ずつ)引き伸ばすのに違いない。引き金はリヤフックの真下にあり、銃の先端は画面の左側にあるので、フロントフックの向きへ、「スライド」か何かを「押して」引き伸ばすのだろう。


 最初のマガジンを作るとき、8本の輪**を引き伸ばすと、回転翼式のメカが壊れはしまいかという、一抹の不安があったが、この写真を見てから、その心配はないと、確信がもてた。この点、ワタクシは追随者であって、先駆者(メガハウスの開発者)に感謝しなければならない。


 輪ゴムを「銃の中で引き伸ばす」方式は故HODOSUGI鉄工所が繰り返し試み、銀狐工房が過去に成果をあげたもので、これらの人たちのアイデアは、ワタクシが無意識にパクっていると思う。マガジンを「銃身の上方から入れ」、「後方に引く」のは、銀狐工房の真似でやんす。


 銃の中で輪**を引き伸ばすのは、マガジンを小さくして携行し易くするためである。マガジンがでかいと、銃そのものをとっかえているだけだ、ということがばれてしまう。メガハウスの開発者にはそのことをいいたい。


 メガハウスでは来年早々、「10連発」の連発ユニットを発売する予定らしい。10連発できる連発機構はあまりない。それはHポイントの初心者むけのソーブレード・シャークフィン方式の銃のコピーと思う。

2010年8月8日日曜日

218.2つ目のマガジンを製作中


たったひとつのマガジンしか使えないのでは、マガジン交換式とは言えないので、2個目のマガジンを製作中。日曜出勤したので、今日中にはできない。
ストッパーレバーを誤って押さないための安全装置については、スライド後端の窓を小さくすれば、スライドを押しこんだ状態ではストッパーを解除できないように簡単にできることに気付いた。
しかしストッパーを解除したいとき、スライドをすこし引いた状態でレバーを操作するのは、カッコ悪く、スライドを押しこんだままで、撃鉄の操作に似せて、レバーを操作するほうがカッコイイので、安全装置は見送り。

2010年8月1日日曜日

217.マガジン、ローダー、銃そのもの2

マガジンが分かれる写真を追加。














マガジン前半部分はわらじ履きのような簡素さ。











マガジンだけでは連発しないので、連発機能のテスト用に作った銃身。










結局回転翼式の連発機構にいちばん苦労した。
ストッパー(マガジンを固定するフック)ははじめて作ったが簡単である。確実に動作する。

ときどき、このピストルをおもちゃにしていて(おもちゃだが)、引き金をひくつもりで、親指でストッパーを解除してしまうことがある。するとマガジン後半部がものすごい勢いで前進し、マガジンが銃から飛び出す。(そのときは、まだ両脇のストッパーがなかった。)壊れたか?と思ったが、まだ生きている。両脇のストッパーをつけたので、今度、このミスをすると、前部ストッパーか、コネクティング・ロッドの先端をきずつけるだろう。

 ストッパーの解除機能は空のマガジンを銃から取り出すために必要である。私はだいぶ慣れたので、マガジンを取り外したいと思ったとき、自然にストッパー・レバーに指が行くようになった。それにつれて、ストッパー・レバーを誤って押すことは今のところなくなっている。

安全装置をつけるとすれば、引き金でなく、ストッパー・レバーに付けたい。

2010年7月31日土曜日

216.マガジンでもあり、クイックローダーでもあり、かつほとんど銃そのものでもある

 これは拳銃のタイプでは世界最大級のゴム**である。第188項のアニメに出てくる架空のハンドガン(ヘルシング;ジャッカル)あたりをモデルにしている。コルトガバメントも子供のよう。(ガバメントは研究用に購入。ホントカ?)


2週間で完成した。







 このハンドガンはマガジンを内臓しており、「銃の中で輪*ムを引き伸ばす」。
したがってマガジンは小さく、携行に便利。

 マガジンの大きさは130×38mm、やっとポケットにはいる大きさ。




・・・・・・・・・・

 このマガジンがミソであり、これにはフロントフックもあればリヤフックもついており、トリガーもついている。すなわち「ほとんど銃そのもの」である。ただ、輪*ムを引き伸ばさないと、連発銃として機能しない。すなわち「銃そのもの」とは言えない。「ほとんど銃そのもの」である。(マガジンに見えて実は銃そのものというのは、第110項のdesktop repeater もそうだ。)

 輪ゴ*をひきのばしつつ装填するのは「イージーローダー」に似ているが、ローダーのようにローディング後、取り去れない。自分が銃の一部になる。



 銃の本体のように見えるものは、「マガジン=殆ど銃そのもの」を引き伸ばす機能と引き金を間接的に引く機能しかないのである。

 だから銃本体のように見えるものがローダーであり、ローダーのように見えるものが銃の主体とも言える。

 話がへんに哲学的になったが、このマガジンは銃の先端の上面からはめ込む。

 全く不細工なストッパーがマガジンを両脇から固定する。これは途中から追加した部品なので、カッコ悪いが、これがないと、輪**を引き伸ばすときに”マガジン”が”銃”上面から転がり出てしまう。(続く)

 つぎにこの銃のユニークなところは、スライドを思い切り引いてマガジン後半部を後方に引き、輪*ムを引き伸ばすことである。

するとエイリアンが内口を伸ばしたようになる、瞬間的に銃の全長が約60cmになる。この瞬間は女の子のスカートが風で思い切り舞い上がってパンツが見えちゃったようなもので、あまり見せたくないが特別に見せる。
#18 の輪*ムを8cmから29cmまで、21cm引き伸ばす。
引ききるとストッパーがかかって、スライドを離しても輪*ムは引き伸ばされたままとなる。
 次いで、スライドをもとに戻す。銃の上面はスカスカで美しくないが、特別に公開するっす。
8連発の回転翼式連発銃である。
マガジンが完全に銃に収納された状態で輪*ムを引き伸ばすので、マガジンがすっ飛んでいく恐れがなく、安全である。









2010年7月24日土曜日

215.製作中


これは、前項のアイデアスケッチを実際に作ったものである。多少、仕様を変更している。
折角のアイデアなので、優先権の主張のため、自分で製作しているのである。詳しい解説は全体が完成してから。
土曜日(17日)の夜からかかり、突貫工事で月曜日の朝できあがった。その間休日出勤もあった。キチガイじみてる。

2010年7月17日土曜日

214.よく似たアイデア

よく似たアイデアの市販品がでるようなので、アイデアの優先権主張のため、アイデアスケッチを掲げておく。(筆跡は隠匿)。
こいつは原理は簡単だが、工作は難しい。****の将来はこういう方向に行くと思う。わかるやつは作っても構わない。
アイデアは3つあったが、3つとも先を越された。ショックだ。
Brog本来 の機能になってきたな。
(この記事に小児G自身がコメントし、記事があとから変更されたものでないことの証拠とする。)

213.New releaser と工作のこだわり

ほぼ出来上がったレリーサーを見ると、われながらここまで複雑なものを作る必要があったのか、と反省される。
もっと簡単にもできそうだ。
でも、なぜ、こんなものができたか、考えるのも面白い。
 こういうものができたのは、つぎのことにこだわった結果と思う。
(1)レリーサーのツメが、本体から分離せず、つねにくっついていること
(2)Swing out  というアイデアをいかすこと。
(3)左右の移動距離を小さくする。
(4)ツメを取り付ける基板の厚みを3mmにすること。
Swing out 方式で失敗したので、それを挽回しょうとして、こだわったのダス。

swing outとはこういうこと。














この状態で任意の位置まで移動させる。
このレリーサーは自分はレールをくわえて前後に動き、ツメを左右に移動させる機構を有するが、左右方向移動用のレールは上面と下面のふたつあり、無駄である。
左右の移動距離を多少長くしてもよいのなら、もっと簡単にできる。(第199項の最初のアイデア)
極端にいえば、ツメに紐をつけて本体とはつながるようにして、ツメを左に抜いて、どこかに引っ掛けておくという、飾らない、「下駄履きスタイル」も可能。
(爪を左にスライドさせて抜き取り、磁石で、銃のどこかにくっつけておくということは、ワタシの好みでない。爪が抜き取れるということは撃針が抜き取れるようなものであり、そういうことをすると必ず紛失する。撃針を紛失する可能性があるということは、致命的な欠陥デアル。)


212.工作衝動


 夏の初めの暑い日、突然に、ある幸福な感情がよみがえってくる。
 それは、学生時代、夏休みが近づいたとき、「無限にも感じられる自由な時間を使って、自分の好きな工作をしょう」と思いついたときに、湧き上がってきた至福の感情の再現だ。
 私はときどき、この感情を利用して、自分をのせて、今は多少億劫に感じられる工作に着手する。
 今年もこの感覚がよみがえった一瞬があった。しかし私はちょうど仕事も趣味も未整理のごたごたしたやりくさしの作業に取り巻かれていて、それらのひとつふたつを片付けるのに貴重な至福エネルギーを使ってしまい、まっさらなプロジェクトに、うきうきして取り掛かるというわけには行かなかった。・・・・・そういう状態は最近何年もつづいている。


2010年7月11日日曜日

211.黒檀製ゴ**砲

知っている人は知っているだろうが、WEBに黒檀で作った美しいゴ**砲の写真が掲載されている。

小児Gは、その写真を見たとたん、あまりの年寄りクサさにあきれ果て・・・ではない、その美しさに陶然とした。それとともに、「なんだ、たんなる単発にやたら手間をかけやがって」とか、「素材がキレイなだけではないか」といった反発が心の中に猛然とおこった。いまにして思えば、その作品のできばえがすばらしかった(と認めざるをえない)ために、自尊心にはげしいどうようをあたえ、自己ほぞんてきに、そのようなはんぱつがおこったのだろう。

その写真をここで紹介するとわかりやすいのだが、著作権云々といった、イチャモンがはいってもいけないので、あとでそのサイトのアドレスを紹介するだけにとどめる。作った人の写真もWEBに紹介されている。一見おだやかな紳士風であるが・・・・・、「まったく善良」と10人の人が10人とも言うような顔立ちであるが、ワタシはすこし人相見を勉強したことがあり、その感じでは、世界で最もうっとうしい性格がかくれているようにもおもえます。まちがったらごめんなさい。(また、このBrogでは著作権をつねにそんちょうしてきた。そのことは、じぶんじしん強く意識している。)

 黒檀ゴ**砲の写真を見た次の朝、ワタシも真似をして黒檀製の作品をものしてやろうと思ったが、夕方には、所詮二番手だと思いなおしてやめた。 一応、WEBで黒檀の通販をしていないか、捜してみただけに終わった。 

 次にその美しい作品のサイトのアドレスを書いておく。クルマの沢山写真があるが、スクロールして真ん中あたりにその写真はあり、すぐわかる(2008年9月16日の記事)。だれしも「素晴らしい****だ!これがほんとうの****だ!」と感じると思う。

 http://mk7054.blog.hobidas.com/archives/month/200809.html

2010年7月10日土曜日

210.cross-slide swing-out releaser

試運転成功。これでレリーサーを任意の位置にワンタッチで持っていけるようになった。スペースキーをたたいてカーソルを移動させるのと、マウスで移動させるのとの違いだ。したがってレリーサーの位置を気にせず装填ができる。糸を使うガトリングでは糸をからませないよう気にしながら装填しなければならない。その不便さ、カッコ悪さにくらべて、格段に優位。

2010年7月4日日曜日

209.明日は明日の風が吹く


WEBで記録しつつ工作していたのが失敗に終わると、すごいショックで、なんとか取り戻さなくてはと思う。異常だ。
写真を公表しつつ作業を進める余裕も度胸もなくなり、昨夜夕食後、新聞紙を引き、道具をひろげ、そろそろ始め、気がついたら2時だった。
今朝もはよから起き出して、眺めては、ぼつり、眺めては、ぼつりと作業して、目鼻がついたようなので公表する。こんな細かい細工ははじめてだ。
今度こそうまくいきそうだが、強度の点で問題があるかもしれない。とぼとぼと足を運ぶが、行き先に何があるか、わからない。南極点へ向かうスコット隊のようなもんだ。しばらく記録しない。また来週!

2010年7月2日金曜日

208.だっ駄目ダ!

夕べ記事を作ってから、少し作業した。設計を無断で変更した。本日はここから作業開始。


ちょっと組んでみたが、スイングアウトさせたとき、ツメの基板が、銃身と接触してしまうのに気づいた。お粗末。
いろいろ改良して誤魔化せないかと考えたが、ダメのようなり。
よく考えて作るようにしないといかんよ。リヤフックにひっかかりさえしなければ、写真のようにリリーサーを棚上げして装填できたのに、惜しいこと限りなし。
今夜は早く寝た方がよさそうだ。



207.swing-out releaser


swing-out releaserを試作する。たとえ失敗しても正直に記録しょう。

いちばん奥にあるのは、今話題のMDFである。以前のあまり物を使用する。みすぼらしいが。

次の細長い木は5mm厚のアガチス。

いちばん薄いのは、2mm厚のヒノキ。

あと100円ショップの釘セットの釘。直径1~1.2mm。はじまり、はじまり。


これらを糸鋸でカットする。
MDFは硬い木を切っているような感じ。

ボンドで接着しながら整形する。


洗濯バサミで固定。はみだした余分のボンドは、指でぬぐって、その指をティッシュ で拭いたり。ハナクソを丸めるようにして、くず入れに飛ばしたりする。小物しか作らないので、濡れタオルのような大げさなものは使ったことがない。ティッシュの箱ははなせない。
ヒノキの木目はレールの長軸に直角に、レールをまたぐ方向にする。そうしないとレールをくわえたとき、左右に割れやすくなる。



どちらかの面はなるべくツライチになるように組む。こっちの面はきれい方。




サンドペーパーで磨いてできあがり。






レールをくわえたところ。以下明晩。





2010年6月27日日曜日

206.参考文献

斬新な作品(しょうもないが)を作るのに参考にならないかと、いろいろ本を読んだが、正直いってあんましパクリ甲斐のあるアイデアにはぶつからなかった。WEBのほうが、こういう、趣味の知識(無用のオタク的知識)にあふれており、どこの誰ともしれない物知りが、静かに薀蓄を傾けている。(たとえばワル*ーPなんとかいう自動拳銃は、ダブル・アクションであり、コル*・ガ*メントはシングル・アクションであるというようなことは、WEBで知った。無用の知識ですけど。オートマチックでもシングル/ダブルの別があるのかよ)

 しかし「世界の銃パーフェクトバイブル3」というMOOKだけはなんとなく、役にたつような気がする。おなじシリーズの(1)か(2)かを友達から借りたが、申し訳ないがこちらはサッパリ面白くなかった。この本の中にトリガーメカニズムという用語が出てくる。NG協会でこの用語を使っていたのはHポイントだけだった。

 自動拳銃や自動小銃というものは、火薬のエネルギーの一部を使って、(1)排莢、(2)撃鉄をあげる、(3)次弾を薬室に送り込むということをやる。この3つのどれもゴ*鉄*では不必要である。薬莢はない。撃鉄もない。薬室もない。したがって「総じてさっぱり参考にならない」というのが正直なところだが、セフティメカニズム、ローディングメカニズムにくらべて、トリガーメカニズムは、多少参考になるような気がする。

 このメカニズムの記事を書いた著者の名前は憶えておいてもいい。(へんなサイトで引用すると失礼なのでしない。)銃というものはその外観よりも、そのメカニズムによって売れるのだということがよくわかる。第129項(2009.6.17)に書いた、西部劇に出てくるコル*SAAの機構も、この本の中に書いてあった。ハーフコックした状態で、引き金が落ちず、安全に装填できるメカニズムがあったからこそ、コル*SAAはベストセラーになったのだと思う。(これはもう一度読むともっと大きな理由がかいてあった。)そのころライバルS*Wは中折れ式みたいなのを売っていたのでなかったか。こっちも安全に装填できるが、.45口径のような強力な弾丸を扱うにはフレームが強度不足になる(そうです)。S*Wのメカの利点については、本を読んでください。

(しかし人間は間違いをおこすものだから、ハーフコックのつもりで無意識にフルコックしていて、装填中に引き金がおちたりする事故はあったかもしれない。それから装填のスピードはシリンダーをいちいち回さなくてもよいほうが速いだろう。向こうの会社の製品の方が安全で便利かも、と思っていたのかもしれない。装填機構の改良の意思はコル*社の方が旺盛だったろう。スイングアウトシリンダーを開発したのはコル*社の方である。・・・・・ところでS*Wはフル装填したあと撃鉄をどのような状態で携行していたのだろう。シリンダーの1発目を空にして撃鉄をその中に収めて携行するということを読んだ事があるが。)

 それと傑作銃というものは先人のメカを上手に利用している。世界最初の自動小銃(軍用銃)であるM1ガーランドは、ブローニングの散弾銃のトリガーメカニズムをそのまま使っている(そうです)。AK47も、これを簡略化して使っている。M16も形はちがうが原理は同じトリガーメカニズムを使っていると思う。ガス圧の一部によって(遊底とともに)後退してきた撃鉄を引き金の反対側についたツメでいったん受けて、引き金を戻すともうひとつのツメで受けなおすというところ。

 このメカは回転翼を二つのシアーで交互に受けるところ、プラネットウェーブT35で銃後部のギザギザの外側のものと内側のものとで輪ゴムをキャッチボールしながら、上げていくのに似ていておもしろい。

 物事はなんでもそうだが、参考書の本の知識だけだと、生きた知識にならない。ホントに理解したことにならん(学んで思わざればすなわちくらく)。ところが逆に自分で考えるばっかりだと、馬鹿の考え休むに似たりで、迷路にはまりこんで、意味のないことをするようなことになる(思うて学ばざれば、すなわちあやうし)。ここらのバランスが大事で、勉強と実践、これを交互にやらねばならん。すると偉い人になれます。わかったね。このサイトにふさわしくない重厚な展開になったが、この記事の内容は誤りが見つかり次第、無断で変更されることがあるので受け売りして笑われてもしらんよ。

2010年6月18日金曜日

205.作る値打ちがない


サーフェイサーを吹くと、プラスチックと木の境がわかりづらい程度になる。文字の溝が埋まるのがいやで、字だけカバーしておいた。
この方法の評価は下塗りの段階ではここまでしかできない。あとは仕上げ塗りまでわからない。
世界初の試みとしては、この程度の出来で十分。
「なまえキーホルダー」という製品のカタログをみると、プラスチック・シート(0.2mm厚)は、オーブントースターで焼くと、面積が6分の1になるらしい。6の平方根は2.45だから、長さは2.45分の1になる。そして厚みは6倍になる。ワタシの場合、0.2mmのプラ板を使い、厚みは1.2mm程度になった。
他の厚みのプラバンで十分な効果が得られるかどうかはためしていない。0.1mm厚のプラバンでは文字の切り出しは0.2mmの場合よりも容易であると思われる。0.1mmのもので縮小率がいくらになるかは知らない。
縮み方にはむらがあり、Lの字の曲がる角度が90度でないようなことがおこる。焼く練習を重ねたり、あるいははじめから複数の板を焼いて、いちばんよいものを選んだりして、満足な焼き上がりのものが手に入るかどうかは、ためしていない。
1.2mm厚の板ができあがったら、1.2mm厚のプラバンで「額縁」をつくり、「文字板」と「額縁」を同じ板の上に張り付けるようにすれば、木を削って溝を作る手間が省けるだろう。

204.(多少)美しくないと・・・・

(前号までのあらすじ;プラバンから文字を切り抜き、オーブントースターで熱して縮小させた。それを整形し、裏打ちした。マ*ン*ン本体に板の入る浅い溝を彫り、エポキシ系接着剤で貼り付けた。)
朝(あした)パテを盛り、













夕べに削る。

2010年6月16日水曜日

203.誰も見てくれない

失敗したらどうしょうと思うとびびるが、まあ、失敗しても板一枚やりかえればいいだけだ。
えいっと気合を入れて彫りこむ。
       ・・・・・・・・

こうなったら乗りかかった舟。覚悟を決めてサクサク。
    
         ・・・・・・・
彫刻刀とやすりでここまで。

       ・・・・・・・


ちょうど板がはいるくらい。(つづく)