夏の初めの暑い日、突然に、ある幸福な感情がよみがえってくる。
それは、学生時代、夏休みが近づいたとき、「無限にも感じられる自由な時間を使って、自分の好きな工作をしょう」と思いついたときに、湧き上がってきた至福の感情の再現だ。
私はときどき、この感情を利用して、自分をのせて、今は多少億劫に感じられる工作に着手する。
今年もこの感覚がよみがえった一瞬があった。しかし私はちょうど仕事も趣味も未整理のごたごたしたやりくさしの作業に取り巻かれていて、それらのひとつふたつを片付けるのに貴重な至福エネルギーを使ってしまい、まっさらなプロジェクトに、うきうきして取り掛かるというわけには行かなかった。・・・・・そういう状態は最近何年もつづいている。
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