2008年12月27日土曜日

64.著作権は大丈夫か


NG協会の会長が本を出すらしい。御自分の作品の写真はともかく、投稿者の撮影した写真などは、投稿者に著作権があり、権利者に無断で転載はできないのだが、いちいち許可を得たのかな。会員のメールアドレスなどはわかっているので、Eメールを送ることはできる。そうして許可を得ずに、自分だけ印税をもらうようなことがあればちょっと問題だ。WEB上のある掲示板の内容を本にしたところ、投稿者から、文句が出た事件があるらしい。掲示板上の発言は、発言者に著作権があるということになっている。(ネット掲示板書き込みにも著作権!)!)東京地裁が初判断 http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20020416/1/ )それはまあ、そうだろうね。
サイトの管理者に著作権がうつるのなら、そのことをサイトのホームページにちゃんと書いておかないといけない。それも常識の範囲内でないといけない。ある文芸雑誌の小説新人賞にAさんが応募したとする。その場合、その作品の著作権は(新人賞に当選しょうがすまいが)Aさんにある。もし当選後、その雑誌に掲載することが、応募の条件になっていたとしても、単行本、映画化などの権利は、作者にあるわけで、著作権を作者から全く奪ってしまうことはできないだろう。
写真をもとにイラストを書くくらいならいいかもしれない。いちおう写真の主に個別に断ったほうが紳士的だが。イラストと写真では、そこに実物が存在するという、「存在感」にだいぶ差がある。だから個人的見解だが、イラストくらいならいいと思う。また自分の作品の写真とか、自分で撮影した、会の写真などはもちろん問題ない。
投稿写真のサイトをみると、「著作権をサイトの管理者と共有するという条件に同意した人のみ投稿してください」と明記してあるのが多い(著作権を非独占的にWEBサイトが取得する)。一方、投稿したらフリーの画像となる投稿サイトもある。このような断り書きの無い場合は、写真の主にいちいち許可をもらうべきだろう。

2 件のコメント:

小児「G」 さんのコメント...

目次の作例を見ると許諾の得られた写真だけを使っているみたい。常連の作品がならんでいるから。

小児「G」 さんのコメント...

最近Blue Grip氏が掲示板に投稿した写真には、Copyright2009 Blue Grip all right reserved の文字が焼きこんである。なんということはない風景写真だが、著作権を意識している。