2009年6月13日土曜日

126.米国特許探訪5. 回転翼式連発銃

回転翼式連発銃は、リヤフックが前後方向に並ぶ連発銃をコンパクトにするため、リヤフックの列を丸めたものと言える。

1925年の特許にその萌芽が見られる。これは歯車の上端を撃鉄に、下端を引き金にしたような構造をしている。歯車が回ってしまわないよう、ストッパー(7)がついている。


歯車は装填する輪ゴムの数が多くなると、非常に強い力で前転しょうとする。それに抗して歯車を支える7は、強いばねでなければならない。したがって、装填数がすくないとき、かなり引き金が堅くなるだろう。


1927年にシアーを二つ持った引き金で歯車を操作する連発銃が現れている。

この特許は現在市販されている連発ゴ*鉄砲の仕組みと同じものである。1927年にすでにできていたのだ。





aが歯車(回転翼、撃鉄)を支えている。引き金を引いたとき、全弾丸が発射されないよう、bが1歯だけでとめる。

aとb、二つシアーがある。

この2つの爪で1歯ずつ送る機構は時計に使われるescapement(脱進機、がんぎ車)というものである。

インターネットで集めたescapement(脱進機、がんぎ車)の図を掲げておく。



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