2012年8月24日金曜日

242.レーザー・カッター

糸鋸を使うのが億劫になってきたので、レーザーカッターなる物で簡単に切り抜けないか、とネットをいろいろ見て回ったが、はっきり値段が書かれていない。

しかしどうも数100万円くらいするようだ。とんでもないよ。プロの道具であって、しろうとが趣味で使えるものではなさそうだ。

大体これを使うのはコンピュータが扱えないとだめなのだ。それもブログが書けるといった甘っちょろいのではだめで、まずCADが使えないとだめだ。そのうえ、CADデータをもとにして、レーザーで切るためのソフトウェアを扱えないといけない。、これが名前さえ憶えられないような難しいものなのであって、しきいが非常に高い。

だいたい、このソフトウェアの壁が立ちはだかっているために、使える人が少なく、したがって需要が少なく、台数がはけないので、値段が安くならないのだ。そんなソフトウェアが本当に必要なのか。理論的にはレーザーを鉛筆の先に取り付けて、お医者さんがレーザーメスをつかうように、厚板をすいすい切り抜けるはずである。そのくらいの精度で十分な場合もけっこうあるはずだ。

そこで私のアイデアだが、まずレーザーカッターにコピー機を取り付けて、今は公表できない秘密の方法によって、コピー機のデータどおり、すなわち原稿どおりに5mm厚のMDFが10分で切り抜けるようにする。

これをクルマに乗せて、カルチャーセンターの夏休み工作教室に行き、子供に護謨**の部品の図を定規などを使って書かせ、10分で切り抜いてやる。原稿の大きさはA4サイズときまっている。原稿に間違いがあっても、全くそのまま切り抜かれてしまうが、それは現在のコピー機と同様である。1枚500円なので、工作好きな少年はあらそってこれを使い、数ヶ月で元をとり、その後は丸々もうけとなる。各地でこのようなビジネスが立ち上がるとレーザーカッターの値段は1年で10分の1になる。家の中にへんなかたちをした板切れがごろごろ転がって、踏みつけると痛いが、日本のものづくりの復権のため、次代の少年たちを作るためと思えば、たいした犠牲ではない。

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