ものを打ち出すのは豪快でおもしろいし、ゴム*砲と多少の関係があるので・・・・苦しいな。
写真はこの年、フライングシューター大賞を獲得した奈良高等専門学校のマシーンがディスクのローディングを終わったところ。
このロボットは5本のアームがくるくると回転して、接線方向へ、次々にディスクを打ち出す華やかなマシンであった。マシンガンのように連続発射ができるのはこれだけで、大会の花であった。
ゴールに向かって連続的にディスクが飛来するところ。動画で見ると、発射のスローモーション撮影は感動的だ。
奈良高専の回転発射機はそのフルオート機能で抜群の存在感を誇ったが、最大5発しか装填できないので、5発全部はずれの場合もあり、そうなると装填に時間がかかった。そのためか、決勝では、豊田高専に敗れた。
豊田高専は優勝の常連校で、この年も、概観は地味だが、確実な動作で、着実に得点した。一発ずつ狙いを修正して打つ方が、5発まとめて打ち込むよりも得点率が高かった。奈良高専も1発ずつ打つこともできたが、フルオート機能を発揮したいという気持に引きずられたのかもしれない。
審査委員長の森政弘先生は、洒脱な方で、堅実な設計・製作技術よりも、枠にとらわれない自由なアイデアを重視した。新たな可能性を切り開くような斬新な試みをつねに愛し、奇抜で人をアッと驚かすような突飛な作品を一貫して擁護したので、ロボコン大賞ともいうべき、フライングシューター大賞を奈良高専に与えたのであった。
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