2009年2月7日土曜日

84.写真サイトflickr(フリッカー)の作品群

投稿写真のサイトを巡って、投稿規程の著作権の扱いをしらべていたら、投稿写真サイトFlickr(フリッカー)に遭遇した。

(実際はここ経由http://wiredvision.jp/archives/200501/2005011905.html

検索語に英語でラバー、バンド、ガンと打ち込むと300弱の写真が見つかった。その中には自作の写真を公開しているものもあった。英語のサイトなので投稿された写真の著作権の扱いはよくわからないが、リンク情報とともに公開すればさほど重罪にはならないと思うので、紹介する。
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flickrのサイトhttp://www.flickr.com/でこの写真に写っている表題を検索欄に打ち込むと見えます。(スペルがなまっているが、そのまま打ち込むこと)
この作品はベニヤ板の工作が非常に上手な人がつくっている。これの機関部はNG協会の半太会長のサイドワインダーのコピーである。動力は人力。回転数が銃の左側のカウンターに表示されるしかけになっている。
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ピンが前後に並ぶ機構は「さあど下請け所」「オッドクラフト」など日本の工房が先鞭をつけたもので、インターネット(たぶんYoutube)で「どっとでる」などを見たアメちゃんが器用にもコピーを作ったものと思われる。
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これが今回見た作品の中でいちばん洗練されていた。カウンターは銃身の回転数でなく、ハンドルの回転数を(というか、ハンドルについた12歯の歯車の歯の数)カウントしているようだ。ハンドルが1回転すれば銃身も1回転するようにしておき、銃身には単銃身12本を束にしてとりつけてあれば、ハンドルにとりつけた12歯のギヤの歯数が発射された弾丸の数をあらわす。
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ピンは竹ひごのようだが、長いものと短くカットしたものがある。作ってみたら、引っかかってしまうので、短く切ったのではないか。ピンを傾けるあるいはピンの台ごと傾けることには気付いていないらしい。(Hポイント氏はその点がわかりにくい写真しか公表していないので。)ピンを植えていない穴だけのところも見えるところを見ると、写真撮影の時点では完成していないのかもしれない。完成していれば240連発になると見た。Youtubeではお目にかからない。
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次の写真も、写っている英語の表題をFlickrのサイトの検索窓に打ち込んで見てください。
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この写真の作業台の上にあるのは、昔e-Bayで見た海賊版(?)ガトリングガンである。(第34項で写真をご披露)素人がつくったものかと思っていたら、セミプロの仕事らしい。こんな腕にタトーのある爺ちゃんが作っていたんだ。
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この手のガトリングの特許は、第41項でご披露したように1995年に取られているので、たぶんまだ有効。鋳物で作った製品「ミニガトリング」http://www.rubberbandguns.com/Featured_Product.cfm?Product_ID=268を作っているところがパテントを所有していて、この爺ちゃんはもぐりで、e-Bayでしか売れないんだろう、と想像しています。
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こいつもニッポンの作品の影響を受けていると見た。(ピンを前後に植え込んで糸でリリースさせるところ。)木の細工が抜群に上手で芸術的である。釘を使わず、木くぎをつかっているところにポリシーを感じさせる。非常に丈夫につくるのも、この人の好みであり主張なんでしょうな。プロトタイプの写真があるが、完成品とどこが違うんだといいたいくらい完成度が高い。NG協会関西支部のワルサ社長作「へんてこガトリング」のザツな仕上げなどは比べるのも失礼なくらい。
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こいつもものすごく丈夫。なぐりあいをしたら、こいつが最強だろう。ワタクシのなんぞはばらばらになって骨も残らない。こ、こわー、ということで、へんな想像はやめよう。
しかしガッチリつくるのは個人的にはきらいではありません。簡単なものでも、丈夫に作って大事につかうのは好感が持てる。NG協会のペコンタさんも最初のニス塗りワルサーPPKがいちばんいやみがないと思っている。
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これなんぞも洗濯バサミを利用したもので、引き金さえ無いが、しあげが丁寧で丈夫に作っているのでよろしい。アメリカには割り箸鉄砲はないが、洗濯バサミ鉄砲が伝統としてあるらしい。その伝統には敬意を払います。







これもガトリングで、市販品のコピーであるが、この装填のしかたは只者でない。90度ネジってリアフックにかけようとしている。いいかえればリアフックから外れる方向が回転方向に平行になっている。
単銃身をねじらなくともリアフックとフロントフックのはずれる方向を90度変えるだけでよいのだ。(わたしの考えと同じだ。というか昔から作例はあるんだが。)

1 件のコメント:

小児「G」 さんのコメント...

flickrでは、写真を他のユーザー(サイトの利用者)と共有するようなことを書いてある。ネットで公表された写真はだれがどこに再利用していても、わからない。
だから著作権を放棄したような写真だけ投稿してくれというサイト管理者の態度もわかる。
しかし、「写真の著作権は撮影者にある。それを使用する場合は、著作権者に了解を得てほしい。この投稿サイトはサイト本来の機能を越えて写真を使わない」と言っているところもある。
ネットの投稿写真の取り扱い(サイトの表示、断り書き)についてのガイドラインを発表している団体もある。