2012年9月7日金曜日

249.発明・発見をめぐるドラマ(スキャンダル)に関する一般法則2

前項で、発明をめぐる物語は、

(1)先行発明者が追随する改良者をおさえて、名誉や金銭的成功を手にいれる

(2)改良者が画期的改良をなしとげることによって、先行発明を単なる「予告編」にしてしまった物語

の2つであって、これ以外のものはない。と書いたが、これに加えて

(3)全く同様の発明が奇しくも全く時期を同じくして達成され、デッドヒートの末、鼻の差で勝負がつく。

(4)協力して、研究・開発に携わっていた複数のひとびとが、発明が達成されるやいなや、仲間割れを生ずる。

の4つに分類される。
また大発明や、大発見をめぐる物語ではないが、そしてこれは発明ではなく、発見に関する物語にかぎられているが、

(5)大発見と思ったら、全くのデッチあげ、ねつ造、偽物であった。

というのがある。この5番目は人類の輝かしい成果に関するものではないので、これで1グループをつくるのには異論があるかもしれないが、私はスキャンダルが大好きなのでこれもくわえておく。

昨日は2つと言っといて、きょう5つと言いかえるのは、卑怯だけれども、まだクレームの書き換えが許される期間と思うので、格好を言わずに訂正する。

発明と発見をごちゃまぜにしており、はなはだ粗雑ではあるが、「発明・発見物語は五つに分類できる」というのが、わたしのオリジナルのアイデアであります。(「発明・発見のトラブルに関する小児G分類」と称す)9月9日一部変更。

0 件のコメント: