104発を装てんして高速で撃つと約8秒でうちつくした。これは1分間800発になり、「どっとでる」の低速モード(900発/分)より遅い。ちぇっ。設計に余裕がないので、ギヤ比をかえられない。ギヤ比をかえられるよう、機械室を大きくすべきだった。田宮の6速ギヤボックスは減速比をかえると駆動軸がかわる。駆動軸は機械室の定位置にあるので、結局ギヤボックスが上方へ移動する。ところが上方のスペースに余裕がなく、ギヤボックスを動かせないというわけだ。減速比が変えられないなら、電池の数がふやせられないか、検討しょう。グリップに1~2本収容できるだろう。M16などのグリップは細いが、本作は銃の前半部分が重くなったので、もう少しグリップが太い方が保持しやすいだろう。
なんでも余裕のある設計にしておくべきだということだ。機械室にしても。グリップにしても。
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悪口になるが、YouTube で「どっとでる」のムービーをみると、銃のすぐ前に弾丸が落ちている(矢印)。
http://www.youtube.com/watch?v=XeDXVN52cHI&feature=related これは的にあたって跳ね返ってきたり転がってきたりしたのではなく、銃のすぐ前にぽとっと落ちたのだ。フロントフックの数が少ないので、あとから装てんした弾丸が、先に装てんした弾丸に食い込んで、はずれなかったのだ。
だから500連発といっても不発に近いものもあるわけである。
また、射手はだいたい右効きだから、グリップを右手で持って、ストックは右肩にあてるか、右脇にはさんで操作する。すると、銃の左側面が見える位置で(銃の左側面に右の頬をあてるようにして)狙いをつけるはずである。(銃の写真は左側面を写したものが多いのはそのような理由による。)「どっとでる」の作者は、糸巻きを目立たない位置におきたかったので、銃の左に配置した。その結果、弾丸が銃の左側ではずれるようになってしまった。しかもドラムの後方にはモーターとギヤボックスがあるので、ねらいをつけるのに、牢屋の格子のような機関室がまことに邪魔だ。この点、サイドワインダーの考案者:半太のほうが一日の長がある。
「どっとでる」のビデオは、銃の右半分から、弾丸がリリースされる瞬間を撮影しているが、この光景は銃を操作している者には見難いものなのである。
右利きの射手が扱うには、弾丸が後方から見て円周の11時か12時の方向の位置で発射され、残りの弾数がわかるように回転方向が時計回りのほうがよい。そのためには12時方向に糸巻きがあればいいのだが、糸巻きはカッコわるいので、3時方向に置いて、左側面から見えにくくしたのだろう。
「どっとでる」をコピーした作品の殆どがこの欠点もコピーしてしまっている。糸巻きを銃の左側にもってきたのは第95項で紹介した「LEGO Minigun S-41」の作者だけだ。(次項で紹介するLego minigunの作者と同一人物か)
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