そのような仕掛けのマシンガンでは、モーターによる銃身の回転は連続的なものである。引き金を緩めたとき、発射と発射の中間で自動的に止まるようにはできていない。引き金を緩めるタイミングは射手が読まなければならない。人間は弾丸が発射される間隔を読んで、発射と発射の中間で止まるように引き金を緩めることができる。(撃つのをやめたのにちょっと遅れて弾丸がぴょんと出ることがある。これはふせげない。ご愛嬌というところ。)
このようなマシンガンで、単射もできるようにしょうとすると、エレクトロニクスの技術が必要だろう。じつは多少勉強しているのだが、死ぬまでに技術が身に付く保障がなかった。
そこで機械的に一回引き金を引けば、1発ぶんの角度だけ銃身が回転するしかけをつくろうと考えた。それでも十分難しく、長い間取りかかる自信がなかった。
らせんをつくるのは大変なので、円盤の周囲にたった6枚しかリヤフックのないものを作った。
はずれやすいように傾きを強く、作った。(少しでも工夫することが成功につながるかもしれない、と思っている)
写真は位置関係がわかりにくいが、銃の後面である。部品の動きがわかるように(写真をとるのが主目的ではない)、プラバンをつかっている。回転翼式連発銃の回転面を90度変えたものである。(ふつう回転翼式連発銃では、回転翼の回転面は人体をたてに二つに割る平面であるが、これは人間の顔の面に平行な平面である。)
6枚羽根。
この試作銃は最後部にパチンコ台を背負ったような形をしており、試作を重ねて、左右の幅は次第にせまくなったが、「Dohda60」にも多少その傾向が残ってる。
銃の先端に輪ゴムを巻くハンドルが見える。ハンドルを時計と反対方向にまわして糸ゴムをねじる。
銃身と糸ゴムの容器を兼ねたのだが、どうも失敗だったようだ。糸ゴムも少なかったのかも。
輪ゴムがはずれるほど回転力が強くなかった。レりーザーに輪護謨が引っかかったきりとまってしまった。
それで小児Gはあきらめてしまって、「エスケープメント作戦」はやめ、第2作戦「ラチェット」にきりかえた。別にもうひとつ選択肢があるとき、現在の方針でもう少しねばるより、新しいほうへ行ってしまう。うまくいかないとイヤになるので。
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