先日の3連休に角をとってサンドペーパーをかけるなど仕上げ作業をした。
まずグリップが太くなったでしょう。
グリップは角を丸くしたので、握った感じはゴツゴツしなくなったが、まだまだ太い。しかし太いほうがシッカリ握れる。 全体に角を取ると柔らかい感じになる。次回はもっと丸々したデザインにしょう。
ひだり真横からの写真はクリックで拡大。
2009年7月22日水曜日
132.中国の模倣者
以前に(2009年3月31日/第95項)、Youtubeの動画を紹介した、たぶん中国人による(台湾人かも)「どっとでる」のコピーについて、静止画がインターネットにアップロードされていた。(この項の画像は2枚ともclick to enlarge)
https://forums.codegear.com/thread.jspa?threadID=5375
上記のWEBページをみると画像のアドレスが書いてある。5枚あるので乞閲覧(ここに出すのはホントは著作権上問題があります)
https://forums.codegear.com/thread.jspa?threadID=5375
上記のWEBページをみると画像のアドレスが書いてある。5枚あるので乞閲覧(ここに出すのはホントは著作権上問題があります)
このマシンガンの作者は、ioan ghip というらしい。
どっとでるのコピーのうち、いちばん出来がよく、いちばん忠実である。(しょうもない細部までまねしている。) ちがうのはキャリング・ハンドルくらい。
動画ではピン(リヤフック)が銃身の回転方向とは逆に傾いているかどうかはよくわからなかった。
静止画(スチル写真)をみると、ピンがまさしくかたむいていることがよくわかる(拡大してみてください)。
しかも本家と違い、ピンの台(単銃身)に斜めに穴を穿っており、台そのものは傾けていない。角材を傾けてボール盤で穴があけられるような治具を作ったのかしらね。
動力は電気ドリルであることが右向きの写真でわかる。半太(繁多?)会長からの伝統だ。
2009年7月12日日曜日
131.米国特許探訪9 上下方向連発
2009年5月31日の第121項からのアメリカの特許探訪のシリーズでいままで見てきたのは、すべて前後方向連発、すなわち、次弾が後方に準備されており、次次弾がまたその後方に準備されているものであった。
今回と次回は上下方向連発の特許を見ていこう。即ち次弾が初弾の下方に準備されているようなものである。(第n+1弾が第n弾の下方に控えている、とも言える。)以前(第45項)の説明の繰り返しになるが、物差しに何本かの輪ゴムを掛け、上方から順に指で弾いて発射させるようなものである。本物の自動拳銃、サブマシンガン、突撃銃においては、弾倉が銃の下方から差込まれ、弾丸は下から上にあがっていって、最上位で発射される。即ち上下方向連発である。
1962年の特許に、拳銃の最後部に長さの違う6本のピンが後方に向けて突出しており、引き金を1回引くたびに少しずつピンが前方へ移動するというのがある。
即ちピンの突出部が少しずつ短くなり、あるピンが銃の後端から埋没してしまうと、そのピンに掛かっていた輪ゴムが発射するというしかけである。
6連発というわけだ。
引き金を引くたびに少しずつピンが前方へ移動する仕掛けは、「6本のピンが植わった部品の下面がラックになっており、引き金にはこのラックとかみ合う爪がついていて、ラチェット機構によって、ピンが前方に送られる」のだと思われるが、正直のところよくわからない。図をみただけでは、ピンは引き金を引くと逆に後方へすこしずつ移動し、後方へ突出してくるように思われる。
この銃を実現する別のしかけが特許の中に記載されている。
それによると、大きな引き金をゆっくり引いていくと、ピンを植えた部品(2a)がゆっくり前方に動き、短いピンから順番に1発ずつ発射するというもので、ピンを引き込むことにより発射させる意図があきらかである。
だからラチェット機構のほうも、私の語学力がないために理解できないだけで、ピンを前方へ引き込むしかけと思われる。
(オッドクラフトのホームページhttp://win.xrea.jp/ のガンロッカーのNo.17 のP401がこれと似ている。もっともオ社の方が洗練されている。ラチェット機構など手慣れたものである。Hポイント氏は1962年の米国特許とは独立にindependently この機構を考案したと思う。)
2009年7月9日木曜日
130.米国特許探訪8 変形回転翼式2
1932年の特許。
複数のリヤフックをもった回転翼(9)が少しずつ前転して一発ずつ弾丸を放つ。
一回引き金を引くたびに一発ずつ発射するようにできている。
この点、回転翼式と同様である。
この回転翼の内部には波型の溝があり、その溝を左右に貫いてピン(13)が2本ある。
うしろの方をピン13Bとする。
引き金がひかれない状態では、ピン13Aは、波型の溝の底に位置しており、ピン13Bはその波の2つほど後ろの波の頂点に位置している。
引き金が引かれた状態では変形回転翼が回転し、ピン13Aは波の頂点に、ピン13Bは波の底に位置する。
次に引き金を緩めるとピン13Aは再び波の底に位置するようになるが、もう元の波でなく、ひとつ後ろの波の底に落ち込む。
引き金が1往復するごとにピンは1波後ろに移動する。
これは回転翼式において、引き金が1往復するごとに回転翼が1歯送られるのと同様である。
このピンが2本あることは、エスケープメント(脱進機)で爪が二本あることと符合する。
ピンの1本が波の底にあるとき、1本が波の頂点にあることは、回転翼式(エスケープメント)で、ひとつの爪が歯車を押さえているとき、もうひとつがはずれていることと符合する。
回転翼の歯を外でなく、回転翼の内部にもってきて、かつ、エスケープメントの爪2つを内部に持ってきて、ピン2つとし、内側から歯を押さえるようにしたものが、この変形回転翼とも考えられる。
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