2021年8月27日金曜日

 275:    やっと開けた

もう何年も更新していなかったため、投稿のしかたをわすれている。




2017年5月7日日曜日

2017年1月30日月曜日

273.自動キャラメル販売機


やっと塗装が終わった。自動キャラメル販売機である。十円いれるとキャラメルの箱がでてくる。
キャラメルを売る人がついている。キャラメルの箱が滑り台に並んでいて、代金をいれると、順番に一つずつ落ちてくる
これは昭和34年6月号の「子供の科学」の記事をほとんどそのまま、木を切ったり、真鍮板を折り曲げたりして、部品を作り、組立てたものである。写真をクリックして、記事の最初の部分を読んでご覧なさい。
「子供の科学」巻頭の青写真つき工作記事は、このころの同誌の最も人気のある記事であり、とくに昭和33年から35年ころは、子供ではまず作れない、凝ったものが多かった。昭和36年になるとプラモデルが登場し、木工工作では精巧さにおいて勝負にならなくなる。

自動キャラメル販売機は(キャラメル自動販売機でないことに注意)、光学模型でおなじみの海保洋司先生の設計である。昭和34年には、現在ほど自動販売機が普及していなかった。いわば、未来の機械だったわけである。だから、ロボット人形のついた、夢のある設計になっている。

私はほぼこの設計図のとおり作ったが、困ったことに、キャラメルの箱の寸法がこの記事には書かれていないのであった。この販売機は当時実際に販売されていた10円のキャラメルの箱をそのまま使うようになっている。だからわざわざ箱を作る必要がなく、寸法を書く必要もなかったのである。しかしわたくしは箱から作らなければならなかったから、ない知恵をしぼったのであった。幸い昔20円で売られていたキャラメルが現在も100円で売られていたので、これを買ってきて、中身を食べながら、箱の厚みと横幅を測って、模型用の箱の寸法もそれと同じにした。昔も、20円の箱と10円の箱は厚みと幅が同じで、高さ(中箱が外箱から引き出される方向の外箱の寸法)が違うだけだったのである。今のキャラメルの一粒は以前よりも大きく設計されているようであった。それはともかく、箱の高さはこの模型のキャラメル箱を詰める滑り台の内はばより少し小さくした。海保先生は10円のキャラメルの箱を横倒しにして装填するよう設計していたからである。

この販売機にはエレクトロニクスは一切使用していない、マイコン(PIC 、arduino 、Raspberry pie 、Ichigo jam 、Ankoro manjuhなど)はおろか、IC、トランジスタ、リレー、コンデンサー、抵抗など一切つかっていない。それだけ原始的だが、意外性はあると思う。



2016年10月23日日曜日

272.Automatic sweets seller

以前オートマチック・ターゲットを作っていたころ、・・・・・昔の「子供の科学」に、モーターと電池を使った自動販売機の作り方が書いてあったので、時間があれば作ってみよう・・・・と書いた。
 ふらっとその気になって作ったので発表する。
 子供の科学の目玉記事、青写真つき「自*キャラメル販*機のつくり方」にほぼ忠実な再現である。
 おっとこれはちがった。画像をまちがえちゃった。
 3年の間にブログの書き方を忘れてしまった。画像の取り扱い方も変わって便利になっているので、かえって失敗する。

これがホントの画像である。

 光学模型でおなじみ海保洋司先生設計の傑作だ。このころの「子供の科学」の工作記事は子供には絶対作れないハイブラウなもので、中でも、この「自*キャラメル販*機」は最難関でないすかね。「アイスクリーム販売車」も難しかったし、「机から落ちない三輪トラック」もきわどいメカを使っていて、子供は愚か(子供は馬鹿だといっているのではない。子供が作れないとわざわざいうのもおろかなり、子供が作れないのはもちろんのこと)、大人でも製作が難しかったが、製作の困難さからいったら、自キャラ機の敵ではない。(これしきゃ作ってないけど。)

まあ、3年の間に拙宅もものすごく古びてしまった。3年前は光輝いていたのに。もうちょっと画像を出しとこう。


あとは塗装してからね。

2013年5月6日月曜日

271.12V DC motor

次の作品をぼつぼつ手がけているが、記録するほどのものはない。

以前のマシンガン(まだ塗装できていない)とならべてみると、マシンガンは大作だったなあと思う。
一部塗装しただけで放置したんだった。
 電池を2年間入れたままだったが、液漏れしていなかった。8本使ってる。
TAMIYAのギヤボックスに12Vの
DC motor を無理やり押し込んである。
ギヤボックスのフレームを削って、はめこんである。

2013年4月21日日曜日

270. Escapement and ratchet 5 エスケープメントとラチェット(5)

護謨鉄砲というものは、側面図(lateral view)1枚で大体構造がわかるものである。

ところが回転銃身を一定角度回転させるescapement やratchetの仕組みは、正面図(frontal view)でないとわからない。

銃全体は側面像で、回転装置は正面像で理解しなければならないので、少し複雑になる。

逆転防止の爪の形状を変えて少しコンパクトになった。 I chaged the pawl for stopping reverse rotation, and the ratchet panel became smaller.

動画はこちら。Movie is here.
ratchet wheel
以前に書いたように、このラチェットパネルは銃の後端にパチンコ台のようにくっついている。これがたいへんカッコ悪い。それで試作のたびにラチェットパネルの幅をだんだん小さくする改良を行った。

最後の試作ではラチェット歯車は1枚板でなく、朴の小片6枚をボンドで貼り付けてある。それで十分強度がある。コルトピースメーカーなどのレボルバーのラチェットと同じような形状になっている。この形は爪が前後方向に動くので、左右にはねることがなく、左右のスペースを節約できる。ラチェット歯車の直径を大きく、歯と歯の間隔を大きくできるので、工作精度が悪くても作れる。This type of ratcet is similar to that of revolver as colt "peace maker". Six pieces of wooden tips are attached by cement (polyvinyl acetate).The intensity is enough.


Dohda60 では、この試作とほぼ同じものを作った。ラチェット・ボックスの大きさと銃身後端のラチェット歯車の直径のみを決め、細かい部品の設計はせず、「出たとこ勝負」の現物あわせでつくった。(銀狐工房に見ならった現物あわせよ!!)

最終試作品のラチェットパネルの幅は50mmであり、Dohda60 のratchet box のwidthは44mmである。

これでDohda60のラチェット・メカニズムの紹介はすべて終わった。  Presentation of ratcht mechanism  of Dohda60 is " the end". Thank you.

2013年4月17日水曜日

269.escapement and ratchet 4 エスケープメントとラチェット(4)

internetでratchet を key word として検索すると、http://www.mechanical-toys.com/ratchets.htm  というサイトがあり、左のような画像が閲覧できる。

この図の左上のハンドルを回すと、右下のratchet wheel が断続的に時計方向に回転する。

このとき中央下にある爪pawl は、ratchet wheel の逆転backword movement をstop すると記載されている。

また、escapement を key word に検索すると、"507 mechanical movements" という本の表紙の画像に行きあたった。

507 mechanical movements を検索すると、google が作成したpdf  が downroad できる。(知らずにアマゾンで700円で買ってしまった、馬鹿な私。)

この本の235番目の装置(左の図でページ上中央)にも逆転止めの爪がついている。

これらを参考にラチェットを試作した。ムービーmovie参照。

このころ、2009年に第110項、112項で批評し、勝手に「ダブル・ラチェット」と命名したカセット連発銃は、ラチェット装置の基本に忠実に逆転防止爪をつけただけだということに気がついた。


 NG協会のガンロッカーにおさめられたカセット式連発銃。
第110項で分析した部品図。引き金に連動して ladder (B)を動かす爪pawl Cの他に、前方にもうひとつの爪pawl Dがある。これは,逆行backword movement を 防止prevent する爪なのだ。

この作品の作者はratchet というものをよく理解していて、逆転防止爪をつけたのだと思う。

私は2010年にsaw blade & shark fin 方式の連発銃の試作をし、プラバンごしにthrough plastic plate 部品parts のmovement を観察observe した。すると、shark fin の逆行backword movement が、しばしばfrequently 観察されたobserved. 。この逆行が、不発や2発一度に発射する不具合の原因だと今は思っている。Backword movement of releaser "shark fin" seems to be the cause of  misfire or excess-fire. 私はそのことに3年間気がつかなかった。ratchet wheel を作って、はじめてそのことに気付いた。

ratchet wheel のほうは、この写真のように改良。
画面下のL字型の部品は、引き金のつもり。弾丸が装填されているところをみると、この段階で、連発銃として、発射に成功したのだと思う。たった6発だけど。











ratchet wheel の動きはかくのごとし